チワワはどんな犬?種類や特徴・性格からしつけや飼い方まで徹底解説

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チワワはどんな犬?種類や特徴・性格からしつけや飼い方まで徹底解説

  • 2021月05月07日更新
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ジャパンケンネルクラブの犬の登録件数でトイプードルに次いで2番目の多さを誇るチワワ。それだけ人気のある犬種でもあります。

そこで今回はチワワがどんな犬なのか、チワワの種類や特徴から実際の飼い方まで徹底解説します。

チワワってどんな犬?

チワワの名前の由来はメキシコのチワワ州から来ています。

メキシコ生まれの犬

チワワはメキシコのチワワ州で誕生したことでチワワと名付けられました。

チワワの先祖とされるナチチという犬が交配を重ね、今のチチワに至ったと言われています。

世界最小の犬

チワワの体高は15cm~23cm程度で、体重は1.5kg~3kg程度になり、世界で最も小さい犬と言われています。

サイズが小さいので家の中で飼うこともできる犬です。

日本では2番目に多い登録数の犬

一般社団法人ジャパンケンネルクラブに登録されている犬の中で、チワワはトイプードルに次ぐ2番目の多さを誇ります。

3番目のダックスフンドとは2倍程度の差があるほど登録数が多い犬になります。

チワワの種類

チワワの種類は毛の長さと体型で複数タイプあり、毛色も豊富なのでさまざま種類があります。

ロングコートチワワとスムースコートチワワ

チワワの種類を大別する際にまずは毛の長さによってロングコートチワワとスムースコートチワワに分けられます。

ロングコートチワワは柔らかく長い毛のチワワで、スムースコートチワワは短く体のラインがはっきりとわかるチワワです。

見た目は大きな違いがありますが、体重やサイズ、性格などは両者に大きな違いはなく個体差による違いとなります。

ドワーフタイプ・ハイオンタイプ・スクエアタイプ

チワワは体型でも主に3つのタイプがあります。

ドワーフタイプとは、手足が短く胴体がずんぐりと大きなタイプです。

一方でハイオンタイプは手足が長くスマートな印象のチワワです。

スクエアタイプは、手足と胴体のバランスがドワーフとハイオンの中間くらいのタイプになります。

チワワの毛色はブラックタン・チョコタン・フォーン・レッドなど豊富

チワワの毛色の違いだけでも数十種類あります。

ブラック・ホワイト・チョコ・クリーム・フォーン・レッドなどの単色のチワワから、それらが混じった毛色や斑点模様の入ったタンなど細かく見ていくとかなりの種類がいます。

さまざまな毛色のチワワを画像付きで紹介している記事もあるので参考にしてみてください。

チワワの特徴

チワワは世界でもっとも小さいことが大きな特徴で、くりっくりの目と元気よく駆け回る姿が印象的です。

チワワの寿命

チワワの平均寿命は12〜16歳程度になります。

犬は小さい方が長生きする傾向にあるため、超小型犬のチワワは犬全体で見ると長寿よりの犬種になります。

ただし、先天的に病気を抱える可能性があり、飼い主が注意しないと怪我などをする場合もあるので、チワワがかかりやすい病気や怪我に関しては知識を持っておきましょう。

チワワの体重・サイズ

体重は1.5~3.0kg、体高は15cm~23cmがチワワの平均的な体重・サイズと言われており、ジャパンケンネルクラブのドックショーなどでは「体重が1kg未満もしくは3 kg超の場合は失格」といった規定もあります。

ただし、個体差が大きな犬種にもなるので、この範囲内だから大丈夫、範囲外だからダイエットが必要というわけではありません。

お腹や肋骨周りの脂肪の量を目視や触診などでチェックして判断しましょう。

チワワの性格

チワワの性格は飼い主に対しては甘えたり忠誠心が高かったりしますが、初めての犬や人に対しては警戒心が強い傾向にあります。

一方で甘やかしすぎると優位性を保つ側面もあるので、しっかりとしたしつけが必要です。

オスとメスでも性格に違いがあり、オスの方が攻撃的でメスの方が温厚な傾向です。メスは成長につれて独立心が芽生えたりもするので、かまいすぎると嫌われてしまうかもしれません。

チワワのしつけや飼い方

チワワの性格からもわかるようにしつけはとても重要になります。

しつけを始めるタイミング

犬には社会化期と呼ばれる社会に慣れることに適した期間があります。社会化期は生後1ヶ月〜3ヶ月と言われています。

チワワを購入できるのは生後56日経過後となるので、もっとも若いチワワを迎え入れたとしたらまさしく社会化期真っ只中と言えます。

そのため、しつけは迎え入れた時からスタートしましょう。

トイレトレーニング

チワワは家の中で飼うことが多いため、トイレトレーニングもしっかりしておきたいところです。

飼い主が目を離した隙にトイレ以外で排泄してしまうことを防ぐため、ゲージの中にトイレを準備し、目を離すタイミングではゲージに入れてあげることが重要です。ゲージの中のトイレは寝るスペースとはしっかりと区別できるようにしておきましょう。

またトイレタイミングを飼い主が把握して、トイレに連れて行って排泄を覚えさせることはやりましょう。トイレのタイミングは飲食後、寝起き後、運動後などが多いので、そのタイミングは飼い主がしっかりフォローしてあげましょう。

子犬のうちは排泄回数も多いので飼い主とサポートがとても重要になります。

散歩

チワワは家の中で駆け回っているので、しっかり運動はできている可能性はありますが、ストレス発散や社会性を育むためにも散歩に連れ出すことも重要です。

チワワの散歩の適切な頻度や距離・時間は、1回1km30分程度の散歩を1日2回程度が目安となります。

しかし、チワワは個体差の大きな犬種になるので、愛犬の状態を見て散歩量を増減する必要があります。

カット・トリミング

一定の長さまで毛が伸びるとそれ以上は伸びないため、チワワのカットやトリミングは必須ではありません。毛の長いロングコートでも同様です。

ただし、毛や毛の中の状態は健康にも影響するので、日々ブラッシングなどでお手入れする必要があります。ブラッシングを効率化するために定期的なカットで整えておくのも良いかもしれません。

サロンでのカットやトリミングを行う場合は、シャンプーコースが2500円〜、カットコース4000円〜などの料金相場となります。都心などでは1.5倍程度の相場感でしょう。

抜け毛

チワワの抜け毛の量は個体差があります。それは、毛の生え方がオーバーコートのみのシングルコートか、オーバーコートとアンダーコートのダブルコートかによって決まります。

アンダーコートには発毛から脱毛までの期間「換毛期」が春と夏の年2回あるため、脱毛のタイミングで抜け毛が多くなります。

抜け毛が体に残っているとチワワの健康に良くありませんし、家の中に毎日大量の抜け毛が落ちることにもなるので、日々ブラッシングをして体に付着している抜け毛を取り除くことが大切です。

シャンプーを定期的に行ってあげるのも良いでしょう。

餌・ドッグフード

チワワのご飯を手作りで与えると必要な栄養素を補いきれません。そのためドッグフードを主食とすると良いでしょう。

チワワにおすすめのドッグフードは、子犬用・成犬用・シニア犬用などライフステージごと異なります。パッケージ表示をしっかりと読んで選ぶようにしましょう。また愛犬のチワワはしっかり食べてくれる、アレルギー反応を起こさないかなどはしっかり観察してあげてください。

穀物アレルギーは多いので、グレインフリーのドッグフードを選び、その他のアレルギー反応もチェックしてあげてください。

与える量はパッケージの記載量を目安に、愛犬の体重増減などをチェックしていきながら調整しましょう。

チワワの気をつけたい病気や怪我

飼い主さんはチワワの病気や怪我の知識をつけて、異変や異常の際にすぐに診療できるようにしておかないといけません。

目の怪我や病気

チワワはもっとも小さな犬ですが、犬の眼球は一定となっているので、チワワは体における眼球比率は大きくなります。そのため、目のトラブルには注意が必要です。

主な病気として「角膜炎」や「ドライアイ」があり、目の周囲を痒そうにしている・瞬きが増える・涙や目ヤニが増えるなどの場合には診療の必要があるかもしれません。

脳の病気「水頭症」

水頭症とは頭の中にある液体が増えすぎて圧迫される病気で、小型犬に多く見られます。

四肢の麻痺・視力障害・無関心・攻撃性の増加などの傾向が見られたら水頭症の可能性があります。

水頭症は先天的に抱えているケースが多いですが、外傷などで発症するケースもあるので、愛犬が頭をぶつけないように注意しておきましょう。

骨折や脱臼

チワワは骨や関節が弱い犬種です。そのため、骨折や脱臼といった怪我に注意しなければいけません。

チワワは滑車溝の異常、靭帯や大腿骨、脛骨の異常を先天的に抱えていることもあり、その原因により膝蓋骨脱臼を引き起こすことがあります。

もし引きずって歩いていたり、ガニ股気味で歩いていたりしたら動物病院で触診してもらうようにしましょう。

チワワの相場や販売価格

チワワの価格相場は購入方法によって異なります。ペットショップなどは中間業者を挟むことが多く高額になる傾向があり、ブリーダーから直接購入できる方法の方が価格を抑えることができます。

主な購入方法とメリット・デメリット

チワワの主な購入方法はペットショップかブリーダーから直接購入する形になります。

ペットショップは近くにあれば気軽に見学することができます。ブリーダーから直接購入する場合は犬舎まで足を運ばなければいけませんが、犬舎は広い敷地を構えていることが多いため、遠方になるケースがあります。

一方で、ブリーダーから直接購入できる分、販売価格はペットショップよりもリーズナブルになり、また繁殖環境を実際に見られたり、ブリーダーに直接質問ができるなどのメリットがあります。

ペットショップでの価格相場

ペットショップで販売されているチワワは、ブリーダー→オークション→ペットショップといった工程を踏んで販売まで至るので、中間コストが大きくなる分高くなる傾向にあります。

地域や毛色・種類によって価格は上限しますが、40万円〜80万円程度で販売されています。

ここからさらにワクチンや配送費用、グッズなどを買い揃える必要があるので、100万円程度の予算が必要になる場合もあります。

ブリーダーから購入する場合より2倍近くする場合もあるので、ある程度の予算覚悟が必要です。

ブリーダーから直接購入の価格相場

日本全国のチワワブリーダーが直接購入することが可能です。子犬販売のポータルサイトでは優良ブリーダーが繁殖したチワワが販売されています。

価格相場は20万円〜50万円前後となっており、ブリーダーから直接購入できる分、ペットショップと比較するとかなりリーズナブルです。

注意点として、犬の販売は対面販売が義務付けられており、購入場所も事業所に限られます。そのため、ネットで気になったチワワがいたら実際に育てられているブリーダーの元まで足を運ぶ必要があります。

一方で足を運ぶことで、犬が育った環境やブリーダーに直接質問できたりできるので、本当に求めるチワワと出会える可能性も高くなります。

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