チワワは毛の長さでロングコートチワワとスムースコートチワワに分かれ、さらに毛の色が非常に豊富で、ドワーフ・ハイオン・スクエアといった体型による違いもあるため、非常に多くの種類が存在します。
どんなチワワがいいか迷ってしまう人も少なくありません。そんな方はまずはチワワは毛の長さによる違い(ロングコートチワワ・スムースコートチワワ)を決めると良いかもしれません。
そこで今回はロングコートチワワとスムースコートチワワの違いや魅力、特徴について詳しく解説していきます。
ロングコートチワワとスムースコートチワワの違い
ロングコートチワワとスムースコートチワワは毛の長さで分けられます。
ロングコートチワワの被毛
ロングコートチワワは毛並みが柔らかく、ストレートまたは緩やかなウェーブがかかっている長い毛が特徴的で、ゴージャスな印象があります。ロングコートチワワの毛の長さは一定の長さまで伸びると止まります。
スムースコートチワワの被毛
毛の短い方のチワワです。
スムースコートとは、毛の光沢と手触りがよく、毛が短いことで、チワワの大きな目やツンとした鼻、ボディがはっきりとわかります。元来のチワワの性格や気質が色濃いのがスムースの特徴です。
ロングコートチワワとスムースコートチワワの共通点
ロングコートチワワとスムースコートチワワでは被毛の長さが異なるため、見た目は大きな違いがありますが、共通点も多くあります。
抜け毛の多さは個体差で決まる
ロングコートチワワの方が毛の印象が強いので抜け毛も多いと思われがちですが、抜け毛の量は毛の長さではなく、毛の種類がダブルコートかシングルコートかによります。
チワワはダブルコートとシングルコートが混在しているので、ダブルコートであれば抜け毛が多くなります。
ダブルコートの場合は、春と秋の年に2回「換毛期」と呼ばれる毛が生え変わる時期があり、その時期に大量に毛が抜けます。
チワワの抜け毛を少しでも抑えたい方は、ロングコートチワワやスムースコートチワワに関わらずこまめなブラッシングを心がけましょう。
カットやトリミングは原則不要!こまめなブラッシングが重要
ロングコートチワワもスムースコートチワワも一定の長さで毛が伸びなくなります。そのため、カットやトリミングが必須の犬種ではありません。
しかし、皮膚や毛の中を清潔に保つ、見た目を綺麗に整える、日々のブラッシングをなどのお手入れを楽にする、などの観点から定期的にカットするメリットもあります。
寿命にも大きな違いはなし
小型犬の平均的な寿命は12歳〜15歳程度とされていますが、チワワの場合は12歳〜20歳くらいまで長生きすることもあり、ロングコートチワワとスムースコートチワワによる大きな差もありません。
体重やサイズも個体差
チワワの標準的な体重は1.5~3.0kgほどでサイズは20cm前後となっています。個体差はありますが、ロングコートチワワとスムースコートチワワによって決定的な違いはありません。
性格の違い
ロングコートチワワとスムースコートチワワの性格の違いも個体差によるものとなります。
チワワ共通の性格で見られるのは、初対面の人などには警戒心が強い一方で、飼い主さんなどには甘えるといった傾向です。甘やかしすぎると飼い主よりも優位に立ちたがる一面もあるため注意が必要です。
またしっかりとしつけないと無駄吠えや甘噛みが多くなってしまう犬種ですので、小さい頃からしっかりとした訓練が必要です。