パグの平均寿命と寿命を伸ばすために飼い主が心掛けること

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パグの平均寿命と寿命を伸ばすために飼い主が心掛けること

  • 2021月06月30日更新
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小型犬に分類され、家の中でも飼うことできるパグは日本でも人気の犬種のひとつです。飼い主の方は、そんなパグちゃんと少しでも長く過ごしたいと思っているでしょう。

では、パグの平均寿命はどのくらいなのでしょうか?またパグが少しでも長生きするために飼い主としてやれることはどのようなことがあるのでしょうか?

今回はパグの平均寿命と寿命を伸ばすために飼い主が心掛けることを解説していきます。

パグの平均寿命

パグの平均寿命は12~15歳程度になります。

犬の場合は小さいほど長生きする傾向にあり、小型犬の平均寿命は14歳前後なので、パグは平均的な寿命の長さです。

パグの寿命を人間で考えると?

パグの平均寿命12歳〜15歳を人間で換算すると64歳〜76歳くらいとなります。パグは6歳からすでにシニア期となることを理解して、寄り添っていきましょう。

パグの平均寿命は長くなる傾向にある

パグに限らずですが、犬の平均寿命は長くなる傾向にあります。

それは人と同じで医療技術の発展によりしっかりとした治療を受けられているからです。

飼い主さんが愛犬の様子をチェックし、様子がおかしい時には獣医師に見てもらうなどの対応を適切に行えれば、パグの平均寿命はもっと長くなるでしょう。

パグの寿命を伸ばすために飼い主が心掛けること

人とは違って自分の意思では医者にかかれないパグは、飼い主さんがしっかりと気にかけてあげることが重要です。

ワクチン接種と健康診断を必ず受ける

狂犬病ワクチンは年1回の接種が義務付けられているため当たり前ですが、コアワクチンやノンコアワクチンなどのワクチン接種もしっかり考えておきましょう。

また年に1度は健康診断を行って、定期的にパグの状態をチェックすることが重要です。

パグ脳炎などのかかりやすい病気に注意

パグはパグ脳炎と呼ばれるほど壊死性髄膜脳炎にかかりやすい犬種だと言われています。

パグ脳炎は原因不明の病気のため、確かな予防法はありませんが、飼い主さんがいつもパグの状態をチェックし、何か異常を感じたら獣医師に診てもらったり、定期検診をしっかり行ったりするなどの対応をすることで、早期発見が可能になります。

病気を早期発見してあげることでパグと一緒に過ごせる期間を長くできるかもしれません。

パグに適した飼育環境を整える

パグはパグ脳炎といった病気以外にも膝蓋骨脱臼(パテラ)という怪我が多いとされています。膝が腫れる、足をひきづる、スキップしたように歩くなどの症状が見られた場合には獣医師に診てもらうようにしましょう。

またフローリングなどの滑りやすい環境はパグが膝蓋骨脱臼などの怪我をするリスクが高まるため、マットを引くなどしてパグに適した環境を整えてあげることが重要です。

パグがかかりやすい病気・怪我

パグ脳炎や膝蓋骨脱臼以外にもパグがかかりやすい病気や怪我は覚えておき、以上にいち早く対応できるようにしておくことで寿命をのばしてあげられます。

外耳炎

外耳炎とは耳の穴に炎症が起こっている疾患のことを言います。これはパグに限らず、犬がかかりやすい疾患の一つです。命に関わるほどのものではありませんが、外耳炎が慢性化すると耳のさらに奥の部分、ひいては脳にまで影響が出ます。気になることがあれば早めに動物病院へ行きましょう。

症状は外耳炎の程度にもよりますが、耳にかゆみや痛みが生じるため、耳を壁にこすりつけたり耳が臭います。症状が進むと、耳の痛みのために犬が耳を触らせまいと攻撃的になることもあります。その他耳の中が真っ赤に腫れ上がり、頭をしきりに振るような行動も見られます。

外耳炎の原因の多くはアトピー性皮膚炎または食物アレルギーです。アトピー性皮膚炎の犬の83%、食物アレルギーの犬の80%が外耳炎を併発しているという報告もあります。

他にも草の実などの異物、耳ダニの感染、さらには耳の形や気温も関係しています。パグは皮脂腺が太く皮脂が出やすいため、外耳炎には特に注意が必要です。

外耳炎の予防法

外耳炎は耳の病気です。耳は本来「マイグレーション」といって、耳の中を自浄する自然治癒力があります。外耳炎になるとこれがうまく機能せず、結果細菌が増えやすい環境になってしまいます。

外耳炎にならないために飼い主が気を付けることは、日頃から犬の耳をチェックすることです。炎症がないか、臭いがないか確認することで早く気づくことができます。特にアレルギー体質の犬は動物病院で耳の洗浄を定期的にするなど、よく注意しましょう。

外耳炎が慢性化している場合は、根本からの治療が必要です。しっかり動物病院で原因を調べてもらい犬の健康を守ることが大切です。

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