小さくともがっちりした体格にムッとした顔が愛くるしいパグ。おとなしくて愛嬌がある性格からファンも多い犬種ですね。
そこで今回はパグはどこで生まれたのか、歴史・名前の由来などについて解説します。
今回はそんなパグの原産国や歴史について解説いきます。
パグの原産国は中国
パグの原産国については諸説あるようですが、中国のチベットが有力地として挙げられています。紀元前400年にはすでに存在していたとされ、非常に古い犬種です。
パグの名前の由来
パグという名前の由来にはいくつか説あります。
ラテン語の握り拳を意味する「パグナス」からきたという説、サルの一種であるマーモセットに似ていることからマーモセットの通称であるパグモンキーからきた説、中国の「いびきをかいて眠る王様」を意味する「覇歌(パー・クー)」から来た説、などです。
パグの呼び方は国によって異なる
犬の呼び方は一般的に原産国での呼び方で統一されていますが、パグの場合は国によって異なる名称があります。
例えば、中国や日本ではパグですが、ドイツではモプス、オランダではモプスホンド、フランスではカーリン、イギリスではダッチ・パグなどと呼ばれています。
パグの歴史
中国で生まれたパグは16世紀ごろにヨーロッパに渡ったと言われています。オランダ王室では王家公認の犬として寵愛されていたとされています。
オランダ王を守ったポンペイ
「八十年戦争」の際にはパグがオランダ王を暗殺から守ったともされています。
「八十年戦争」を主導していたオランダ王のウィレム1世は、野営をしていた際に暗殺者に忍び込まれるという事態がありました。しかし、愛犬のポンペイがいち早く暗殺者に気付き、眠っていたウィレム1世に知らせて暗殺を阻止したとされています。
その愛犬ポンペイがパグであったという説があります。
8月9日はパグの日
8月9日はパグの日として日本記念日協会に認定されています。
8と9の語呂合わせでパグとし、パグの健康と平和を願うことが目的としてパグオーナーの小林健介氏し、2018年に認定されてました。
パグの日にはパグがほっかむりをした写真がSNSに多く投稿されます。
日本では11番目の登録数
2020年のJKCの犬種別犬籍登録頭数では、パグは11番目に多い5,434頭となっています。