長い口ひげと眉毛が特徴的なミニチュア・シュナウザーですが、肥満や胃腸、白内障などのリスクを持っています。
この記事では、そんなミニチュア・シュナウザーにおすすめのドッグフードを10選してご紹介します。いつまでも美しい口ひげを見られるように、選び方や与え方のポイントも合わせて解説します。
ミニチュア・シュナウザーのためのドッグフードの選び方と注意点
ミニチュア・シュナウザーに食べさせたいドッグフードはどのように選べばいいのでしょうか。膵炎、糖尿病、肥満、白内障などの発症リスクのあるミニチュア・シュナウザーには適したフードを与えたいですね。そのためにドッグフードの選び方をご紹介します。
低脂肪で低カロリーな動物性たんぱく質
美しい体形が自慢のミニチュア・シュナウザーですが、肥満になりやすい犬種です。愛犬を肥満から予防するには、良質な動物性たんぱく質が摂れる肉や魚が原料になっているドッグフードを選んであげましょう。油脂分の多い豚肉の入っていないフードが望ましいです。
抗酸化効果のある野菜や果物が含まれている
ミニチュア・シュナウザーは白内障にもなりやすい犬種です。若年性の発症も多いので注意しましょう。
抗酸化効果の高いブロッコリーやトマト、ほうれん草、ブルーベリーなどの野菜や果物が含まれるフードを選ぶことで白内障を予防する効果を期待することができます。
腸内環境を整える食材が入っている
腎臓や消化器系の病気にかかりやすいミニチュア・シュナウザーにとって、腸内環境を整えて免疫力を高めることは大切なことです。
乳酸菌やオリゴ糖などが配合されているドッグフードを選びましょう。また、アレルギー感染症の予防効果を期待できるオメガ脂肪酸の配合も望ましいです。
ミニチュア・シュナウザー用ドッグフードの種類
ミニチュア・シュナウザー用のドッグフードの種類をタイプ別にご紹介します。どのタイプのドッグフードも総合栄養食として利用できます。
保存期間が異なりコストパフォーマンスにも違いがあるので、愛犬の好みや利用シーンに合わせて選ンでください。
ドライフード
ドライフードは製品に含まれている水分量が10%以下のフードを言い、一般的に利用が多いフードです。
加熱発泡処理されているので長く保存ができる特徴があります。形状もさまざまで小粒から大粒のものまであります。子犬からシニアまで幅広く与えることができます。
歯でしっかりと噛む訓練になることや歯垢が付きにくい特徴もあります。
ソフトドライフード
ソフトドライフードは製品に含まれている水分量が約25~35%で、しっとりしているフードを言います。
ドライフードと同じように加熱発泡処理されていて長く保存ができます。半生タイプなので、歯が弱ってきたシニア犬におすすめです。
セミモイストフード
セミモイストフードは製品に含まれている水分量が約25~35%でしっとりしているのはソフトドライと同じですが発泡処理されていません。
やわらかくて食べやすいのが特徴です。長く保存すると水分が失われて固くなるので、早めに使い切るのがおすすめです。
ウェットフード
ウェットフードは製品に含まれている水分量が約75%で、非常にやわらかいのが特徴です。子犬からシニア犬までに利用できます。
肉や魚の味や香りがそのまま活かされているので食いつきの良いフードです。缶詰やレトルトパウチ、アルミトレーに密閉されているが、開封後はすぐに使い切る必要があります。
ミニチュア・シュナウザーのドッグフードの与え方
ミニチュア・シュナウザーは個体差の大きい犬種なので、他の犬種とは違った工夫が必要になります。
一日の給餌量の決め方や餌を食べてくれないときの対応方法などを解説します。
愛犬にあった与え方
ミニチュア・シュナウザーの標準体重は4~8kgと規定されているほど個体差が大きい犬種なんです。そのため1日に必要な食事量を決めることも難しいと言えます。
愛犬の体重を把握して、愛犬の体重に見合った食事量を決めることが大切です。そのためにも普段から愛犬の適正体重を計っておきましょう。
必要な食事量の計算方法
その子に合った給餌量を知るには、愛犬の体重を基にした簡単な計算式があります。次に示す式に当てはめて給餌量の参考にしてください。
安静時エネルギー要求量(RER)が下記計算式で求められます。
- 犬の体重×30+70
安静時エネルギー要求量(RER)とドッグフードのカロリーから必要給餌量を計算します。
- ドッグフードの100gあたりのカロリー÷安静時エネルギー要求量(RER)
この値はあくまで安静時の数値なので、愛犬の状態に合わせた係数をさらにかける必要があります。避妊・去勢していない成犬の場合は係数が1.8となるので、最終的に必要給餌量を求める計算式は下記となります。
- ドッグフードの100gあたりのカロリー÷安静時エネルギー要求量(RER)×1.8
餌を食べない時の対応法
ミニチュア・シュナウザーが餌を食べない理由は様々ありますが、ドッグフードが合わないことも考えられます。
犬も人間と同じように食べ物の好みがあります。好みに合わないと食べてくれません。そんな時には、主原料の肉の種類を変えてみるなどして、ドッグフードを変えて様子を見るのも方法です。
ミニチュア・シュナウザーにおすすめのドッグフード10選
ミニチュア・シュナウザーにおすすめのドッグフードを10選してご紹介します。ドッグフード選びには肥満対策やかかりやすい病気を考慮することが大切です。パッケージに表記されている原材料をしっかりと確認して選びましょう。
アーテミス フレッシュミックス
アーテミス フレッシュミックスには泌尿器サポートのクランベリーや抗酸化作用があり白内障サポートの効果もあるニンジン・ブルーベリー・ホウレンソウなど野菜や果物がたくさんブレンドされています。
美しい毛並みを保つオメガ脂肪酸も配合されているので、ミニチュア・シュナウザーにおすすめのドッグフードです。
ハロー エイジングケア 小粒
ハロー エイジングケア 小粒は天然サーモンをメインに、こだわりの野菜をブレンドしたドッグフードです。ミニチュア・シュナウザーの健康のためにおすすめできます。
泌尿器サポート、白内障サポート、消化サポートなどの成分の配合も申し分ありません。
UMAKA
UMAKAは肉も野菜も九州産の原料にこだわり、美味しさを追求したドッグフードです。人工添加物や着色料、酸化防止剤、グルテンも使用されていないのでアレルギーの心配もありません。
野菜や果物のほかにもフラクトオリゴ糖やビフィズス菌もブレンドされていて腎臓や胃腸の弱いミニチュア・シュナウザーのフードとして適しています。
このこのごはん
このこのごはんは小型犬のために開発されたドッグフードです。グルテンフリーの原料に乳酸菌が配合されていてお腹に優しくできています。
鶏のささみやマグロ、鹿肉を使用していて高たんぱくで低脂肪、ミニチュア・シュナウザーに多い涙やけに効果のある成分も配合されています。
ナチュロル
ナチュロルは鶏・馬・魚・牛の新鮮生肉が、全原料の55%も使用されています。高たんぱくは健康だけでなく、ミニチュア・シュナウザーの美しい毛並みを維持するのにも役立ちます。
グレイン・グルテンフリーで人口添加物は不使用、オリゴ糖や乳酸菌の配合で腸内環境もしっかりとサポートできます。高カロリーなので食の細くなった場合におすすめです。
モグワン
モグワンはチキンやサーモンなど良質の動物性たんぱく質のほかに、抗酸化作用のある野菜や果物が豊富にブレンドされていて、栄養バランスの良いドッグフードです。
他にもビタミンやミネラルも配合され、泌尿器サポート、白内障サポート、腸内環境サポートができるのでミニチュア・シュナウザーにはぴったりです。
アーテミス アガリクスI/S
アーテミス アガリクスI/SはEF-2001乳酸菌・アガリクス茸・プラセンタエキス・必須脂肪酸がバランスよく配合されています。
このため、アーテミス アガリクスI/Sは胃腸や目、肌にトラブルが多いミニチュア・シュナウザーにおすすめできるドッグフードです。泌尿器サポート成分、白内障サポートも配合されています。
カナガンドッグフード
カナガンドッグフードには、サツマイモ・じゃがいも・ニンジン・ホウレンソウなど低アレルゲンの炭水化物や抗酸化性の野菜がブレンドされています。
白内障を予防したいミニチュア・シュナウザーにおすすめのドッグフードです。オメガ脂肪酸も配合されていて美しい毛並みを保つことができます。
ナチュラルハーベスト メンテナンススモールラム
ナチュラルハーベストはラム肉が主原料で高たんぱくですが、低カロリー・低脂肪のヘルシードッグフードです。100gあたり320kcalはドッグフードの中でもトップクラスの低脂肪です。
泌尿器サポート、白内障サポート、腸内サポートの成分もしっかりと配合されているので、ミニチュア・シュナウザーにおすすめです。
ソリッドゴールドマイティミニ
ソリッドゴールドマイティミニは白内障サポート成分がたっぷりと配合されています。
主原料は高たんぱくのラム肉をはじめ、抗酸化作用のあるニンジン・カボチャ・ホウレンソウなどが配合されています。ビタミンやミネラル、乳酸菌が多く含まれるのも特徴です。
ドッグフードで健康リスクを減らそう!
ミニチュアシュナウザーにおすすめのドッグフードを10選してご紹介しました。ミニチュア・シュナウザーのトラブルにつながる泌尿器をサポートするグランベリーや白内障を予防できる抗酸化作用のある新鮮野菜が配合されているドッグフードです。
ご紹介したドッグフードから選んで、健康だけでなく、美しい毛並みも保ってあげてください。