ウエスティが気をつけたい目の病気
ウエスティが気をつけたい病気①結膜炎・角膜炎
ウエスティだけではなくワンちゃん全体に一番多い病気が結膜炎です。結膜が炎症を起こしている状態です。同様に角膜が炎症を起こしている場合は角膜炎と呼びます。これらの病気は痛みやかゆみを伴うので前足で引っかいてしまうことがあります。目の周りの毛が目に入ったり、シャンプーなどの異物が目に入ることによって発症します。
ウエスティが気をつけたい病気②白内障
ウエスティが気をつけたい病気の一つとして白内障があります。ウエスティの白内障は人間のものと同様で、目の中の水晶体が白く濁ってしまう病気です。進行すると失明してしまいますが、早期発見・早期治療により進行を遅らせることができます。遺伝的に若くして発症する場合と、老化にともない発症する場合があります。老化の場合はあまり問題視されませんが、若年性の場合は問題視されています。
ウエスティが気をつけたい病気③緑内障
緑内障は、目の中の圧力(眼圧)が上昇することにより発症する病気です。この病気は非常に強い痛みが伴うことがあります。ウエスティは目が痛い時は、目を閉じます。目を閉じ続け、開けたがらないような様子が見られたらすぐに動物病院で診察を受けるようにしましょう。
ウエスティが気をつけたい体中の病気
ウエスティが気をつけたい病気①すい炎
すい臓が炎症を起こす病気です。すい臓が分泌する液体が異常分泌されることで炎症が起こってしまう病気です。急性の場合は非常に重篤で、命に関わることもあります。すい臓の働きは血液検査によって知ることができます。
ウエスティが気をつけたい病気②鼠径ヘルニア
うしろ足の付け根のことを鼠径(そけい)と呼びます。そこに膀胱や腸などの内臓が入り込んでしまい、飛び出してしまう病気を鼠径ヘルニアと呼びます。進行が進んでいると見ただけでもわかります。生まれつきこの病気を持っている場合がほとんどですが、事故によって発症することもあります。内臓をもとの位置に戻す手術が必要となります。
ウエスティが気をつけたい皮膚の病気
ウエスティが気をつけたい病気①アトピー性皮膚炎
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が口や皮膚から体内に取り込まれることによって発症する皮膚の病気です。強いかゆみが伴います。およそ1歳を過ぎたあたりから発症することが多いようです。
ウエスティが気をつけたい病気②脂漏症(しろうしょう)
わんちゃんが普通に持っている酵母マラセチアが、なんらかの原因によって病原体になってしまい引き起こす皮膚の病気です。皮膚がべたついていたり、悪臭をともないます。
ウエスティが気をつけたい病気③外耳炎
ウエスティは垂れ耳なので、耳の中が蒸れやすく、細菌が増殖しやすい環境になっています。最近が増殖することによって起こる炎症を外耳炎と呼びます。外耳炎を繰り返すと耳の穴が腫れあがり、耳の穴を塞いでしまうことがあります。
ウエスティが気をつけたい骨・関節の病気
ウエスティが気をつけたい病気①股関節形成不全
大型犬に多いと言われていますが、ウエスティも発症することがある病気です。股関節が完全に外れている、または外れかかってしまうという病気です。遺伝的な原因である場合と、飼育環境や事故により発症してしまうことがあります。
ウエスティが気をつけたい病気②レッグ・ペルテス病
太ももと骨盤をつないでいる関節にある血管に傷が付き、そこが壊死してしまうことにより発症する病気です。この病気はウエスティが生後間もなく発症することが多く、痛がったり足を引きずったりする様子が見られます。栄養障害や遺伝的なものではないかと言われていますが、まだ詳しくはわかっていないようです。かかってしまったらどんどん進行してしまうので、手術で壊死した部分を取り除くことが必要になります。
photo by 凛ちゃん徒然なるままに