生きている以上、どうしても避けて通ることのできないのが「老い」。
愛情に恵まれた老後を送るために、飼い主ができることとはなんでしょう?
チワワの「老い」と上手につきあう
人間の住宅事情等の変化に伴い、犬の飼い方も昔と比べると、ずいぶんと変わってきました。特にチワワなどの小型犬は室内で飼う場合がほとんど。最近では、快適にペットと暮らす為のグッズも増え、飼い主も愛犬も室内でストレスなく生活できるようになりました。予防接種や去勢・避妊手術も一般的になり、愛犬の寿命も長くなってきています。そこで避けて通れないのが「老い」。犬の年の取り方は人間と違い、1年に1歳ずつというわけではありません。そのため、あっという間にもう老犬…なんてことも。そのためにも、動物病院での定期健診は必要なのです。年をとると、犬にもさまざまな「老化現象」が起こります。心臓や消化器系の働きが悪く、なったり、視力、聴力の低下、ここ数年でが痴呆なども問題になっています。気づいた時には悪化している場合がほとんど。定期的な健康診断で早期発見、早期治療ができるよう、心がけてください。
7歳から始まるチワワの老化
近年、医学や食事、生活環境などの変化により、犬の寿命は年々伸びています。愛犬にとっても、大好きな飼い主と長く暮らすことが幸せです。しかし、そこで避けて通れないのが老化と介護の問題です。チワワなどの小型犬は7歳からシニアというステージに入り、老化が始まると言われています。若い頃に比べ、病気やケガが長引きやすくなるのは人間と同じです。そうなると、それなりの介護やケアが必要になってきます。特に重度の病気やケガを患った場合、介護やケアも長期戦になります。長期の介護は愛犬にとってもつらいもの。そうなる前に早期発見、早期治療ができるよう、老犬は特に定期的な健康診断を受けることをおすすめします。
気を付けたい内臓系の病気
老化が始まると、さまざまな内臓疾患が心配されます。腫瘍や肝臓、心臓、腎臓病がその代表です。これらの病気の多くは完治が難しく、病気の進行を遅らせ痛みを和らげる処置しかできないのが現状です。そうなると飼い主の介護が必要不可欠。長期の介護が必要に
なる場合がほとんどなので、精神的、肉体的、経済的にも大きな負担がかかります。愛犬の為にも、飼い主の為にも、そうなる前に気づいてあげたいものです。
日々のコミュニケーションで変化の度合いをチェック
家族とのコミュニケーションは、愛犬にとって嬉しいものです。飼い主もふだんからのコミュニケーションがしっかりとれていれば、愛犬の微妙な変化に気づきやすくなるでしょう。食欲がない、抱っこを嫌がるなど、いつもと違う行動、生活パターンを示したら、それは病気のサイン。早めに動物病院に連れて行き、小さな問題のうちに解決することが大切です。愛犬をよく観察し、病気のサインを読み取ってあげましょう。
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