
マルチーズは純白で可愛らしい犬です。そのため幅広い世代から人気がありますが、実は紀元前の人々からもマルチーズは愛されてきました。
この記事では、そんなマルチーズの原産国や歴史をご紹介します。
マルチーズを飼おうと思っている方はこの記事を読み、飼う時の参考にしてみてください。
マルチーズの原産国はマルタ島
まず、マルチーズの原産国について見ていきましょう。
マルチーズはマルタ島で広まった
マルチーズは地中海にあるマルタ島で広まったとされています。
マルタ島は、イタリア半島の先にある小さな島国。首都バレッタは街全体が世界遺産に登録されています。聖ヨハネ大聖堂をはじめ、街も海も自然も見どころいっぱいの観光の島です。
マルチーズの名前の由来とは
マルチーズの名前の由来はマルタ島からきています。英語で Malteseは「マルタ(島・人・語)の」を意味します。そこから「マルタ島の犬」という意味で Maltese dog、すなわちマルチーズと呼ばれるようになりました。
マルチーズの歴史
次に、マルチーズの歴史について見ていきます。
マルチーズは紀元前1500年頃から存在!
マルチーズはかなり昔から存在していて、その存在は何と紀元前1,500年頃までさかのぼります。当時フェニキア人という貿易を得意とする民族から、地中海にあるマルタ島に持ち込まれました。これがマルチーズの始まりと言われています。
徐々に愛されるマルチーズ
19世紀の1813年、マルタ島はイギリス領となります。その際ヴィクトリア女王がマルチーズを取り寄せて飼育したことから、一気に人気が広がりました。
もともとヨーロッパで広まり、15世紀にはフランスで婦人に愛されていたマルチーズ。この女王の一件で19世紀末には一般庶民の間でも大流行しました。日本では1970年代前後に最も飼われていた犬です。
実はイソップ物語にマルチーズが出ていた?
みなさんイソップ物語はご存じでしょうか。ウサギとカメ、北風と太陽で有名な寓話集ですね。そのイソップ物語に実はマルチーズが二度出てきます。
「長い船旅をするものや船員のペット」と書かれているそうです。紀元前6~3世紀頃に出来たイソップ物語ですから、それだけ昔からマルチーズは人々とともにあったんですね。