ポメラニアンの原産国はどこ?出生や歴史を詳しく解説

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ポメラニアンの原産国はどこ?出生や歴史を詳しく解説

  • 2021月07月06日更新
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ポメラニアンを飼っている場合やこれから飼おうと考えている場合に、もっと犬種のことを知りたいと思っているのではないでしょうか。

この記事では、ポメラニアンの原産国や歴史について豆知識なども含めて詳しくご紹介しています。ポメラニアンのことをよく知れば、愛犬との生活も一層楽しくなるかもしれませんね。

ポメラニアンの原産国はドイツ

ポメラニアンはドイツが原産国で、イギリスで人気になり、ヨーロッパ中に広がっていきました。

ポメラニアンは体重が3~6kg、体高が13~28cmの小型犬で、家庭犬として日本でも人気の犬種です。フサフサの被毛とクルッと巻いた尻尾、大きくてクリっとした黒い瞳が特徴です。

ポメラニアンの名前の由来

ポメラニアンという名前は、ドイツの北東部のバルト海に面したポメラニア地方に由来しています。

諸説ありますが、ポメラニアンの元になったスピッツが、ポメラニア地方でたくさん飼育されていたことが名前の由来として有力な説となっています。

原産国ドイツではスピッツ

ポメラニアンは世界的に知られている人気犬種ですが、原産国のドイツではツヴェルク・スピッツといわれていて、ポメラニアンとはいわれていないのです。

スピッツから改良されたことから、ドイツでは小さなスピッツを意味するツヴェルク・スピッツという名前が一般的になっています。

最初の公認はイギリス

イギリスのザ・ケネルクラブでは、1870年代にポメラニアンが犬種としてもっとも早く公認されていたとされています。

その後人気になったアメリカでも、1898年にアメリカンケネルクラブに登録され、1900年には犬種として公認されています。

原産国であるドイツが遅れをとったのはジャーマン・スピッツとして扱われているためでしょう。

ポメラニアンの歴史

ポメラニアンはヨーロッパ北方が原産とされるスピッツ系を小型化して誕生した犬種です。フサフサの被毛や長い口先は、寒い地域で暮らしていた先祖の遺伝子を受け継いでいます。

北方のスピッツ系がドイツに渡りジャーマン・スピッツとして定着したのち、小型化が進んで生まれたのがポメラニアンです。

ポメラニアンのルーツはサモエド

ポメラニアンはジャーマン・スピッツを小型化して生まれましたが、ジャーマン・スピッツはヨーロッパ北方のスピッツ系を祖先にしています。

さらにルーツをたどると、ロシアでソリを引いたり狩りの手伝いをしていたサモエドまでさかのぼります。

寒さに強く暑さに弱い体質やフサフサの被毛で覆われた体は小さいサモエドを見るようです。

ポメラニアンの小型化にイギリス王室が貢献

ポメラニアンは原産国のドイツよりもイギリスで人気がありました。17世紀のイギリスでは王家や貴族が飼育していたことから流行になったのです。

18世紀頃のポメラニアンは今ほど小さくなかったのですが、ヴィクトリア女王が飼っていた小さなポメラニアンが展覧会で優勝したことから人気が集まり、小型化が一層進みました。

あのタイタニックで生存

悲劇のクルーズと言われるタイタニック号の事故で、3匹の犬が生存していたとされます。そのうちの2匹がポメラニアンです。

船旅では犬は貨物として扱われていましたが、一部の資産家は自分の部屋に入れて過ごしていました。生き残ったポメラニアンもこうした犬で、小型犬であったことも救命ボートに乗れた要因です。

映画「タイタニック」の冒頭で老人のローズがポメラニアンを抱いて登場しているので、ぜひ注目してみてください。

ポメラニアンの歴史を知って仲を深めよう

ポメラニアンの歴史や知識をご紹介しましたが、今飼っている人でも詳しくは知らなかったのではないでしょうか。

飼っている犬のことを、またこれから飼ってみようと思う犬のことを良く知ると愛情も高まること間違いなしです。一緒に生活するうえで必ずしも必要な情報ではありませんが、この記事を読んでからは見る目が変わるかもしれません。

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