ヨークシャーテリアは「動く宝石」という別名もあるほど美しい犬種です。特に毛並と愛らしい瞳が人気で、ヨーキーという名でも知られています。そんなヨークシャーテリアを飼いたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヨークシャーテリアの性格やしつける際に注意することをまとめました。これから飼おうという方はぜひ飼う時の参考にされてください。
ヨークシャーテリアの性格
個体差によって性格に差はありますが、よく知られているまずヨークシャーテリアの性格を大きく二つにわけてお伝えします。
見た目と違って勇敢な性格
チワワやトイプードルと同じ小型犬に分類されるヨークシャーテリア。体は小さいですが、勇敢な性格として知られています。
テリアと名の付く犬種は害獣を駆除し農場や家屋を守る役割があります。ヨークシャーテリアはイギリスのヨークシャー地方が発祥とされ、ネズミ捕りとして用いられてきました。大型犬にも立ち向かうほどエネルギーがあふれ勇敢な性格と言われています。
人懐っこくて甘えん坊
ヨークシャーテリアの性格として、人懐っこさもあります。やや自己主張が激しい面もありますが、人懐っこい甘えん坊な性格はとても愛らしいです。スキンシップをすると喜ぶでしょう。
ヨークシャーテリアは人を好むため、しっかりとした主従関係が築けていれば飼い主に信頼を寄せて甘えてくるでしょう。
オスとメスでの性格の違い
勇敢で人懐っこいヨークシャーテリアですが、オスとメスでは性格に若干の違いがあります。
オスの性格
オスのヨークシャーテリアは甘えん坊で好奇心旺盛と言われています。そのため、信頼を寄せている飼い主にはよく懐きますが、知らない人などは強い警戒心を表します。
メスの性格
メスのヨークシャーテリアは、オスに比べて落ち着いていて社交的と言われています。
子犬の頃はオスと同じように甘えん坊で好奇心旺盛ですが、年齢を経るにつれ落ち着いた性格になる傾向があります。情緒が豊かで、誰とでも触れ合える社交的な一面も持ち合わせているのがメスの特徴です。
しつける際に飼い主が注意すること
ヨークシャーテリアを飼う際は性格面からいくつか注意点があります。
長い被毛の定期的なお手入れをする
ヨークシャーテリアは好奇心旺盛であると同時に警戒心が強いです。体をたくさん動かすと、同時に被毛も動くので毛玉ができやすいと言われています。ヨークシャーテリアの被毛は美しいですが、毛玉ができないように定期的なお手れが必要です。
シングルコート(単毛)と呼ばれ比較的抜け毛の少ないヨークシャーテリアですが、被毛は長く細いため絡まることが多いです。毎日ブラッシングしてあげましょう。そうすることで毛玉が出来るのを防ぎやすい上に、被毛にツヤが出てきます。
本来ヨークシャーテリアの被毛は地面に着くほど長いです。知らず知らずのうちに、被毛にゴミやおしっこがついた場合は衛生的にもシャンプーをおすすめします。
しかし最近では、お手入れが楽になるよう全体的に被毛を短くするサマーカットスタイルにされるヨークシャーテリアも多いです。確かに被毛は綺麗ですが、長すぎてお手入れが面倒な時はこのスタイルにされるといいかもしれません。その他、被毛が目に入らないようカットしたりくくるのも一つの手です。
いずれにせよヨークシャーテリアを飼う場合はブラッシングを毎日、カットは1~2ヶ月に1回お手入れすることが大切です。
急激な温度の変化に気を付ける
ヨークシャーテリアは活発な性格です。しかし温度の変化に弱いことから、動き回り過ぎて体調が悪くならないよう夏場や冬場は特に注意しましょう。
夏場は冷房の温度を調節、冬場は洋服などで温かくして、なるべく温度の変化が出ないような対策をすることが肝心です。
室内で飼う際は滑り止めマットを用意する
ヨークシャーテリアは甘えん坊のため、室内でスキンシップがたくさん取れるよう環境を整えましょう。
ヨークシャーテリアは小型犬のため関節が弱いです。ソファーや高いところから飛び降りる、または転倒すると骨折の危険があります。
床がフローリングだと滑りやすく転倒の恐れがあります。階段の一番下の部分などに滑り止めマットを引き、たくさんスキンシップを取ってあげましょう。
ヨークシャーテリアは性格が悪い?飼いやすい?飼いにくい?
ヨークシャーテリアは甘えん坊で人懐っこいですが、しつけはやや難しいと言われています。
なぜなら主従関係が築けていないと飼い主をリーダーと認識しないケースがあること、嚙みぐせや吠えぐせがあるからです。とは言え、幼い頃からしつけをきちんとすると問題はありません。ヨークシャーテリアは賢いので覚えが早いでしょう。
ヨークシャーテリアの性格を理解してしつけもしていこう
この記事ではヨークシャーテリアの性格やしつける際に注意することについてお伝えしました。見た目とは違って勇敢な性格で人懐っこいのが特徴です。しつける際には被毛のメンテナンス、温度変化、室内環境に注意しましょう。