パピヨンの毛色ははじめは単色でしたが、近年は白がベースとなりそこに黒や茶の模様が入るようになりました。毛色の配色や割合、毛の量には個体差があります。また、子犬のパピヨンの毛色は全体的に黒っぽい子が多いようです。パピヨンは成犬になるにつれ、毛色が変化する性質があります。ブリーダーさんに相談し、両親であるパピヨンの毛色を参考にすることで、ある程度成長したときの毛色を予想する事ができます。
パピヨンの毛質
パピヨンの被毛は下毛(アンダーコート)のないシングルコートと呼ばれるものです。毛が抜けにくくお手入れも比較的簡単な犬種です。
※寒い地域であるスウェーデンでは下毛があるダブルコートの種類がいたり、毛玉の出来やすい毛質のパピヨンも居るようです。
毛質は絹糸状でとても滑らかで長く、綺麗な絹糸状を保つために毎日かかさずブラッシングしましょう。シャンプーは月1~3回くらいで十分ですが、乾かす際はドライヤーで整えながら乾かします。
パピヨンの毛色をご紹介!
パピヨンの毛色は白がベースであればすべての毛色が認められています。ボディや脚は白地の割合が多いのが好ましいとされます。なかでも主流な毛色は、白茶(ホワイト&ブラウン)・白黒(ホワイト&ブラック)・トライカラーの毛色です。
パピヨンの毛色 白茶
白茶(ホワイト&ブラウン)のパピヨンは優しい印象であり、日本において一番メジャーな毛色といえるでしょう。茶色の毛先が黒っぽい場合はホワイト&セーブルと呼びます。赤茶色の場合はホワイト&レッドと呼びます。
photo by ペットの窓口 後藤ブリーダー
パピヨンの毛色 白黒
白黒(ホワイト&ブラック)のパピヨンは海外で人気があり、とても優雅な毛色です。
photo by ペットの窓口 沢辺ブリーダー
パピヨンの毛色 トライカラー
パピヨンのトライカラーは、白黒茶の3色で構成される毛色です。目の上の明確なタンマーク(茶色い眉毛模様)が特徴的で、頬と肛門の周りにも茶色が入ります。ここ数年人気が出てきた毛色です。
photo by ペットの窓口 渡辺ブリーダー
ドッグショーにおけるパピヨンの毛色
パピヨンの頭の中央にある白い模様のことをブレーズといいます。ドッグショーにおいて、このブレーズの幅が広がっているパピヨンが好まれていました。しかし近年では重要視されないようになってきています。逆に、そのブレーズが広すぎて目の周囲に色がなかったり、耳まで白が広がったりしているのはミスカラー(欠点)になります。お顔の模様が左右対称でないパピヨンもミスカラーにあたります。
いかがでしたか?一般家庭の飼育であれば、ミスカラ―はあまり気にする必要はありません。
あなたの好みの毛色で、一生家族として可愛がることのできるパピヨンをお迎えしてくださいね。
photo by 犬猫タウンページ