攻撃性がさほど高くないので飼育しやすい犬種ですが、しつけなどの訓練には根気が必要です。愛情要求をあまりせず人懐っこいとはいえません。野性味が残っているともいえますが、このサイズで頑固となると初心者には難しい犬種でしょう。運動量も非常に多く、叱りと運動させる覚悟がないと問題行動が起こる可能性があります。特に狭いアパートや外で走らせる機会がない環境での飼育は難しいです。しかしそれさえクリアーしてしまえば、温和で従順な犬種なので、良きパートナーとなってくれることでしょう。ただし暑さが苦手なので冷房を完備するような経済的な余裕も必要です。
たくましい体格で、長い脚と中くらいの長さの被毛です。眼はアーモンド形でわずかに斜めに位置します。瞳の色はブラウンかブルーで、左右が異なるオッドアイも許されます。耳は立ち耳、三角形で先端がわずかに丸みを帯びています。高い位置に広すぎない間隔で付きます。オオカミのようなふさふさしたしっぽも特徴的です。
毛色はブラック&ホワイト(B&W)、シルバー&ホワイト(S&W)、ブラウン&ホワイト(B&W)が一般的です。頭部に独特の模様が入るのが特徴です。被毛は耐寒性に優れた真っ直ぐな上毛と、柔らかく深い綿毛のような下毛で構成されています。
部位 | 確認ポイント |
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耳 | 離れすぎず左右のバランスがよいこと。中が汚れている、臭うなどはNGです。 |
目 | 濁っていたり白目を剥くなどはないか確認します。通常オッドアイでも視力に問題はありません。 |
しっぽ | しっぽを振りながら寄ってくるか確認します。ピンとしっぽを立てたまま動かない子犬は性格をよく確認してください。 |
おしり | 肛門まわりを確認します。便で汚れていたりすると感染症などにかかるおそれがあります。 |
足 | すらっとした長い脚であり、バランスのよい歩き方をしているか確認してください。 |
口 | 歯茎や舌がピンク色の子犬が望ましいです。赤みが強かったり、口臭があるのは健康状態に不安が残ります。 |
鼻 | 適度に湿っておりつやがあるかどうかを確認します。鼻水が出ていたり、乾燥している場合は注意してください。 |
毛 | フケや汚れがなく、毛艶があること。皮膚のトラブルがないか確認しましょう。 |
性格 | 「おいで」と呼ぶと、一目散に駆けてくる子は社交性があります。瞳をキラキラと輝かせたり、においを嗅いできたら、生き生きした好奇心の持ち主です。隅の方に隠れてしまう子は引っ込み思案な性格です。 |