柴犬(小豆柴)の基礎知識(性格、毛色、選び方など)

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柴犬(小豆柴)の基礎知識

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柴犬(小豆柴)

柴犬(小豆柴)の基礎知識

世界でも愛される日本古来の聡明な犬種

日本古来の犬種で、「柴」とは「小さなもの・小さな犬」を意味しています。古来は日本海側の山合いに生息しており、鳥や小動物の猟犬として活躍してきた歴史を持っています。1934年に日本犬保存会で犬種標準が制定され、1936年には天然記念物に指定されました。日本犬の中でも特に飼育しやすいとされており、長年に渡って高い人気を誇る犬種です。聡明で従順な性格から、しつけや訓練に対する吸収力も非常に高く、日本国内で飼育されている日本犬種の80%近くを、この柴犬が占めているというデータもあります。また、近年では世界中で愛好家が増えており、世界各地で展覧会(ドッグショー)が開催されるほど海外でも人気が高まっています。


すぐに家族の一員となれる賢い性格

柴犬は飼い主に忠実でとても賢い犬種です。また凛とした佇まいが日本人ならではの気質を表しているという声もあり、その立派な立ち込み姿には小型犬ながら重厚感のある風格を備えています。攻撃的ということもなく、何よりその高い理解力でしつけがしっかりできる犬種なため、家庭に迎えたのちも家族の一員として問題なく過ごすことができるでしょう。


しっかりした骨格と均整のとれた凛々しい体つき

日本犬を代表する柴犬は、ほど良い筋肉量で骨量も多く、均整のとれた健康的な骨格を持っています。そのため、俊敏で活発な活動も可能です。小型の柴犬の場合は屋内での飼育も全く問題ありませんが、中型から大型の場合は、しっかりと体を動かすことのできる屋外での飼育が良いでしょう。犬種標準の定めるサイズは、オスの体高が39.5cm、メスは36.5cmとされており、上下1.5cmが許容範囲とされています。


真っ白な裏白と多様な毛色をもつ美しさ

柴犬の特徴である美しい被毛のうちもっとも特徴的な真っ白な毛は裏白(うらじろ)と呼ばれ、胸、マズル両側、頬、顎、首の下、腹、尾の裏側、脚の内側にきれいに配置されていることが良いとされています。裏白以外の部分の毛色は、赤、黒、胡麻、赤胡麻、黒胡麻が認められています。


柴犬の選び方

部位 確認ポイント
頭部のサイズとバランスが取れてピンと立っていて、耳の内線は真っ直ぐ、外線はやや丸みを帯びた三角形が良いとされています。
目尻がややつり上がった三角形で、濃い茶褐色のものが理想的です。
しっぽ 力強い適度な太さを持っており、長さは飛節(足首の関節)に達する程度が良いでしょう。形状は背中に巻き上げる巻尾か、鎌のような形状に湾曲した差し尾が理想とされています。
おしり 柴犬ならではの均整のとれた筋肉質なお尻が良いでしょう。
前脚は体の幅と同じ幅で地面までしっかり伸びているのが良いとされており、指の部分はしっかりとよく握っている状態が理想です。後脚は、大腿部分の筋肉がよく発達しており、どっしりとねばりのある強さが感じられるものが好ましいです。
ふっくらとした頬から、口の先端にかけてよく引き締まっていて、ほどよい厚みと太さがあるものが良いでしょう。上下の咬み合わせ良く合っていることを確認しましょう。
直絵線的な鼻すじで、色は黒色が良いでしょう。ただし白色の柴犬の場合は、黒っぽい褐色になります。
犬種標準では赤、黒、胡麻の3つを中心としています。その他、虎や白といった毛色の柴も存在します。