ボーダーコリーを飼い始めたら、しつけトレーニングはもちろんですが、他にやっておいたほうが良いことがたくさんあります。
後々の生活に良い結果となりますので、是非やっておきましょう!
ボーダーコリーは頭の良いわんちゃんです。子犬の時期にやっておけば間違いなく最高の家庭犬になります!
ボーダーコリーの大事な時期
ボーダーコリーに限らず、すべての犬種に通じて言えることですが、子犬には社会化期というものがあります。
だいたい生後21日から13週ごろの時期であり、その子犬の一生を左右するほどもっとも重要な時期とも言えます。
この社会化期とはそもそもどういうものなのか?簡単にまとめてみました!
ボーダーコリーの社会化期とは?
社会化期とは、一緒に生まれた子犬や母犬との接触を通して、社会的関係が築かれる時期です。ワンちゃん同士で、走り回ったり、じゃれあったりコミュニケーションを取ることで、社会性を高めることが出来ます。実はこの社会化期、将来、ワンちゃんが人と一緒に住む上でとても大切なことなのです!社会化期は、ワンちゃん同士だけでなく人に対しても発生することであり、この時に子犬に人間と触れ合わせる機会を与えず、馴れさせないまま社会化期を過ごすと、最悪の場合、人に一生馴れないワンちゃんになってしまいます。
社会化期のうちに、たっぷり遊び、たっぷり触れ合うことでまずはより良い関係を築き上げていきましょう!
「あなたにとってわたしは敵ではないよ。人は味方だよ」
ということをワンちゃんに覚えてもらいます。ボーダーコリーならすぐにわかってくれるでしょう。
ボーダーコリーがお散歩デビューまでの間にしておくことは?
3回目のワクチンを終えて、抗体がしっかり出来るまでの数日の間が一番大事な社会化期です。とはいえ、まだお散歩デビューさせるには抗体が出来ていない為、それは避けたいところです。大事な社会化期を無駄にさせない為にも、子犬を抱っこをして近所を歩いてみてはいかがでしょうか。それだけでも、音やいろいろな景色を見ることで充分刺激になります。外に出る時間も初めは短くてかまいません。子犬は慣れない刺激を受け、すぐに疲れてしまいます。徐々に、徐々に慣らしてあげることが大切なのです。
まだまだある!ボーダーコリーがお散歩デビューまでの間にしておくことは?
それは子犬に首輪やリードを慣れさせておくことです。まずはおうちで、首輪の着用。中には首元が気になってしまう子犬もいます。それからリードの着用ですが、おそらく子犬は初めて見るリードに興奮しておもちゃと勘違いし、噛んで遊び始めるでしょう。ですがそれは絶対に許してはいけません!今後の散歩中、子犬が自分につけられたリードに噛み付いてじゃれ始めてしまう恐れがあるからです。
とはいえ、この場合の「叱る」しつけはよくありません。子犬にリードをつけられている間、好きなおもちゃを出して気を引かせたり、リードをつけることができたらワンちゃんを大げさに喜んだり褒めたりすることが良いです。まだまだ子犬です。根気良く、最初は短時間でかまわないので、少しずつ慣れさせ、徐々に時間を長くしていきましょう。
ボーダーコリーの社会化期を過ぎたらどうしたら良い?
4ヵ月くらいまでは遊んであげることを中心にしてあげましょう。また、日中よく散歩をして日光をよく浴び、他の犬となるべく触れ合う機会を作ってあげると良いです。コミュニケーションを取らせることで、いずれ大きくなった際、ドッグランでやたらと喧嘩をしたりせずに、他のワンちゃんと「遊ぶ」ことが出来るようになるでしょう。「コミュ障」なワンちゃんにならないためにも、飼い主さんも子犬の社会化に是非協力してあげてください。
photo by Dale Sørensen