ペットブームにより、多数メディアにさまざまな動物が取り上げられることが多くなってきました。
特にここ数年多くとりあげられるのは「犬」です。
おもしろおかしく可愛い子犬がテレビに映し出されているのを観ると、飼いたくなる、ほしくなるきっかけにもなりますね。
もちろんそのわんちゃんの種類にはボーダーコリーも含まれます。
ふわふわとした毛並がゆれ、愛らしい表情を浮かべる子犬の姿や、ボールやフリスビーをキャッチするかっこいい姿は、今までボーダーコリーに興味なかった人にさえ興味を持つきっかけを与えてくれます。
ですが、そのブームのなかで、ボーダーコリーについてよくわからないまま飼い始めてしまった飼い主さんもなかにはいます…。飼われるボーダーコリーが増えることで、わんちゃんと飼い主さんの間でトラブルが起きて、捨ててしまうといったことも比例して増えてしまっていることも事実です。
そこで、とある団体が立ち上がりました。それがボーダーコリーネットワークです。
ボーダーコリーレスキューネットワークとは?
ボーダーコリーレスキューネットワーク(略称BCRN)とは、飼い主さんに飼育放棄され、保護センターに預けられたボーダーコリーの新しい飼い主さんを探すボランティア団体です。
保護ができたボーダーコリーは体調管理やメンタルのケアを行いながら、譲渡会にて飼い主さんを探し、保護ができなかったボーダーコリーは、インターネットなどを通じて飼い主さんを探します。
また、ほかにも迷子になってしまったボーダーコリーの情報をネットに載せてくださったり、わんちゃんとの生活上、困ったことなどの相談にものってくれるのです。
どんなボーダーコリーも平等に幸せになれるよう力を尽くしてくださるボランティア団体です。
私たちが手伝えること
保護されてしまったボーダーコリーを引き取るだけではなく、ほかにもできることはたくさんあります。ボーダーコリーレスキューネットワークはボランティア団体ですので、はっきりとした資金源はありません。金銭の支援はもちろん、グッズ購入による支援、フードや首輪、トイレシーツなどの物資支援もあります。
また、直接ボーダーコリーの保護やケアを行うこともできます。かわいそうなボーダーコリーを一頭でも幸せな道に送り出すためにも、私たちも協力してみませんか?
ボーダーコリーのいいところだけじゃなく、すべてを知って欲しい
これからボーダーコリーを飼おうとしている飼い主さんへ。
ボーダーコリーにはいいところがいっぱいありますが、その反面、悪いところだってあります。完璧なわんちゃんなんていないのです。ボーダーコリーは運動が大好きな子で、散歩は必ず毎日必要ですし、また、かしこいからこそしっかりしつけをしなくてはいけません。性格だってそれぞれです。やんちゃであったり、おとなかったり、臆病であったり…。飼い主さんの愛情と手間が不可欠なわんちゃんなのです。まずはボーダーコリーについて、いいところだけに目を向けず、きちんと向き合うことからはじめませんか?
photo by Fujita Kouichi