ブリーダーから子犬を迎える

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事前に準備しておくものPREPARATIONS

飼う犬が決まったら、自宅までの移動中や、家についてからの注意点などをあらかじめ抑えておきましょう。

犬がいなかった今までの生活と、犬のいる生活はまるっきり異なります。思いもしない物を口に入れたりするので、犬目線で環境を整えておくことが必要です。

ブリーダーへの確認事項

ごはんの確認 与えていたフードの種類、量、回数、時間を聞いておきましょう。急激に変わってしまうと、下痢などをする恐れがあります。最初の1週間は今までと同じ食生活を維持しましょう。その後、徐々に食生活を切り替えていきます。
トイレの確認 排便の時間や特徴を聞きます。ペットシーツなのか新聞紙なのかなどを確認し、子犬が排便しやすいように最初のうちは同じものを使用しましょう。
おもちゃの確認 子犬が使っていたお気に入りのおもちゃや毛布などがあれば譲ってもらいます。そうしたものがあるだけで、子犬は安心します。

家に向かう際の注意

車で移動する場合は、乗り物酔いする犬も多いので寄り道はしないようにしましょう。 あまりにも長距離の移動は適度に休憩は挟みますが、免疫がまだしっかりと身についていない子犬は、外に出してはなりません。嘔吐や粗相をしてしまうことも考え、 ペットシーツ、新聞紙、タオル、ティッシュペーパー、ゴミ袋を用意しておきましょう。

家についたらARRIVED

まずは排泄

家に着いたらまず、排泄場所につれていきます。生後2ヶ月の子犬は約1時間に一度のペースで排泄します。家に着いたらまずサークル内に入れ、排泄するまで待ちましょう。無事にできたらほめてあげましょう。

家の中を探検

思うままに家の中を探検させて挙げましょう。 じゃれついてきたら遊んであげてかまいませんが、無理に遊びに誘うと子犬にとって逆にストレスになります。最初のうちは子犬のペースに任せます。

ひと休み

なれない環境や見慣れない人間に囲まれて、子犬も気疲れしてしまいます。探検や遊びが終わって子犬が疲れた様子を見せ始めたらハウスの中で一休みさせます。

「休むときはハウスの中」という習慣を初日からつけておきます。ハウスには引き取り先からもらった子犬の好きなおもちゃや毛布などを置いておくと良いでしょう。

ご飯

子犬がおなかをすかせたころあいを見計らい、用意しておいた食事を出してあげましょう。環境の変化によるストレスでうまく消化できない可能性があるので、やや量を少なめにします。食べない場合は無理をさせず、時間をおいてから与えてみてください。

おやすみ

昼間しっかり遊んであげると子犬が適度に疲れますので、ぐっすり眠って夜鳴きするということも少なくなります。飼い主の見える場所にハウスをおくと良いでしょう。

夜鳴きする場合は、独り残されたと思っているかもしれませんので、「近くにいるよ」という安心感を与えて下さい。

室内環境の整え方CONDITION

エアコン

部屋の温度は人間の好みに合わせてしまいがちですが、犬と人間の体感温度は違います。犬の体高で温度をはかり、室温の微調整を計りましょう。

特に夏場になると、毎年のように熱中症で動物病院に運ばれるわんちゃんのニュースを耳にします。これは、人間に比べて犬の方が、体温を外に逃がす能力が劣るということを理解していない飼い主が、かんかん照りの中、犬を散歩に連れ出したり、冷房の聞いていない室内や車内に犬を放置することが原因のひとつになっています。

電化製品のコード 電化製品のコードは子犬にとっては、ただのロープのおもちゃです。感電事故を防ぐためにも、コンセントカバーやコードカバーなどを用いて予防しましょう。
空気清浄機 ペットを室内で飼育していると、ペット特有のにおいが発生します。空気清浄機や、こまめな換気が必要です。また、消臭剤を用意しておくと便利です。
カーペット

意外と犬の怪我の原因になりやすいのがじゅうたんやカーペットです。 犬の爪が引っかかってしまうので、毛足が長く先端がループ状になっているものは避けるようにします。

また、フローリングはすべりやすく、犬の足腰に負担をかけてしまいますので、じゅうたんやカーペットを敷くのが理想的です。

ドア 犬が挟まれることのないよう、ドアストッパーなどでドアを固定しましょう。
もしくは、誤ってドアが閉まっても完全には閉じきらないよう、ドアの上にタオルなどをかけておくのもよいでしょう。しっぽが挟まれずにすみます。
ゲート 寝室・キッチン・暖房器具の近くなど、犬に立ち入って欲しくない場所にはゲートを設けて侵入を防ぐようにしましょう。