飼いやすくて人懐っこさで人気のシーズにはどんなドッグフードを選べば良いのでしょうか。シーズーは目や皮膚のトラブル、椎間板ヘルニアや関節の病気にかかりやすくなります。
この記事では、活発に遊ぶことが大好きなシーズーの健康を守るためのドッグフードの選び方や食べさせて安心なドッグフードを10選してご紹介しています。
シーズーのためのドッグフードの選び方と注意点
シーズーは美しい被毛で体が覆われていますが、その被毛の中では皮膚トラブルが起きているかもしれません。
アレルギー性の皮膚炎の多い犬種です。そんなシーズーのためにはどんなドッグフードを選べばいいのでしょうか。選び方のポイントと注意点をご紹介します。
良質の動物性タンパク質が主原料
皮膚のトラブルが多いシーズーには、良質な動物性たんぱく質が主原料のドッグフードがおすすめです。免疫力を高める役目や筋肉を強くして椎間板ヘルニアを予防することが期待できます。
良質な動物性たんぱく質とは、チキンやサーモンなど具体的に肉の種類が表記されているものです。肉類や肉副産物の表記があるものは良質とは言えないので注意しましょう。
アレルギー源となりうる食材が少ないもの
シーズーにはアレルギーのもとになる食材が少ないのがおすすめです。アレルギー源をゼロにするのは難しいですが、できるだけ低アレルゲンの食材を選ぶようにしましょう。
注意が必要な原料は小麦・トウモロコシ・乳製品です。アレルギーが気になる場合は、牛肉の入っていないフードを選んでみましょう。
オメガ3・オメガ6脂肪酸を含むもの
シーズーを皮膚病から守るにはオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が入っているドッグフードを選んであげましょう。
できれば魚由来のオメガ3脂肪酸が望ましいです。魚に含まれるEPAやDHAは皮膚アレルギーを改善したり炎症を抑えることができます。また、オメガ脂肪酸には美しい毛並みを維持する効果もあります。
シーズー用ドッグフードの種類
シーズー用のドッグフードの種類をタイプ別にご紹介します。どのタイプのドッグフードも総合栄養食として利用できます。
保存期間が異なりコストパフォーマンスにも違いがあるので、愛犬の好みや利用シーンに合わせて選ンでください。
ドライフード
ドライフードは製品に含まれている水分量が10%以下のフードを言い、一般的に利用が多いフードです。
加熱発泡処理されているので長く保存ができる特徴があります。形状もさまざまで小粒から大粒のものまであります。子犬からシニアまで幅広く与えることができます。
歯でしっかりと噛む訓練になることや歯垢が付きにくい特徴もあります。
ソフトドライフード
ソフトドライフードは製品に含まれている水分量が約25~35%で、しっとりしているフードを言います。
ドライフードと同じように加熱発泡処理されていて長く保存ができます。半生タイプなので、歯が弱ってきたシニア犬におすすめです。
セミモイストフード
セミモイストフードは製品に含まれている水分量が約25~35%でしっとりしているのはソフトドライと同じですが発泡処理されていません。
やわらかくて食べやすいのが特徴です。長く保存すると水分が失われて固くなるので、早めに使い切るのがおすすめです。
ウェットフード
ウェットフードは製品に含まれている水分量が約75%で、非常にやわらかいのが特徴です。子犬からシニア犬までに利用できます。
肉や魚の味や香りがそのまま活かされているので食いつきの良いフードです。缶詰やレトルトパウチ、アルミトレーに密閉されているが、開封後はすぐに使い切る必要があります。
シーズーのドッグフードの与え方
シーズーに適したドッグフードを選んでも、どのように与えらら良いのか悩みは尽きないですね。
子犬や成犬で違いはあるのか、一日の餌の量はどれくらいか、食べてくれなかったらどうしよう、などドッグフードの与え方の疑問について解説します。
子犬期の与え方
シーズーは生後約6か月で成犬の体重まで成長します。子犬期が短いので餌やりにも工夫が必要になります。
1日に必要な餌の量を3~4回に分けて与えます。生まれて2~3か月の頃は、ドッグフードをふやかしてあげると良いでしょう。6か月を過ぎたころから1日に2回くらいに回数を減らしてください。
1日の餌の量
1日に必要な餌の量はこれくらい、と決まっている訳ではありません。シーズーといっても個体差があります。体重だけでなく体の大きさや筋肉量もまちまちです。
また、ドッグフードもそれぞれグラムあたりのカロリーも違っています。ドッグフードのパッケージに表記されている給餌量を基本に考えましょう。
適度な餌の量の見分け方
ドッグフードのパッケージに表記されている給餌量も目安でしかありません。その犬にとって適度な量かどうかはウンチをみて判断ができます。
ウンチが柔らかい場合は量が多すぎ、ウンチがコロコロとして硬い場合は量が不足していると判断できます。ウンチを持ち上げた時に下に少しだけ後がついているくらいが理想です。
シーズーにおすすめのドッグフード10選
ドッグフードの選び方をもとに、たくさんある商品の中からシーズーにおすすめのドッグフードを10選してご紹介します。愛犬が健康に過ごせるために、シーズーに適したドッグフードを選んであげましょう。
モグワン
モグワンは原料の50%以上が動物性たんぱく質です。平飼いチキンやサーモンをはじめ野菜や果物はすべてヒューマングレードの品質です。
サーモンを原料にしているので魚由来のオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。食いつきも良くすべてに満足のドッグフードです。
健康いぬ生活 馬肉自然づくり
馬刺しでも有名な利他フーズが、馬肉を主原料にしたドッグフードを発売しています。馬肉は肉類の中でもアレルギーリスクが少ないので、シーズーにはおすすめのドッグフードです。
また、馬肉には必須脂肪酸のリノール酸やα-リノレン酸、オレイン酸が豊富に含まれています。
ナチュラルハーベストメンテナンススモールラム
ナチュラルハーベストメンテナンススモールラムは、主原料に低脂肪・低カロリーのラム肉を使用したシーズーにおすすめのドッグフードです。
毛並みを良くするオメガ3・6脂肪酸や消化をサポートする乳酸菌や酵母が含まれています。涙やけしやすいシーズーにはぴったりです。
ニュートロシュプレモ 成犬用
ニュートロシュプレモ 成犬用は、毛並みを美しく保つために開発されたドッグフードです。良質の動物性たんぱく質とリノール酸、亜鉛、オメガ脂肪酸がバランスよく配合されています。
低アレルゲンの材料がブレンドされていて、人工添加物は不使用なので安心のドッグフードです。
ウェルネス 小型犬種用成犬用穀物不使用 骨抜き七面鳥
ウェルネスは低脂肪・低カロリーの七面鳥肉が使用されています。また、アレルギーの原因となる食材が使われていないのが最大の魅力です。
アレルギーに悩んでいる飼い主さんにはぜひおすすめのドッグフードです。4種類の乳酸菌と2種類のオメガ脂肪酸が配合されているのもおすすめのポイントです。
このこのごはん
このこのごはんは小型犬に多い涙やけや毛並み、体臭予防のために開発されているのでシーズーにはぴったりのドッグフードです。
動物性たんぱく質には鶏のささみの他に、DHA・EPAが豊富に含まれているマグロが使われています。グルテンフリー・無添加でシーズーにも安心して与えられます。
アーテミスオソピュアグレインフリー サーモン&ガルバンゾー
オメガ3・オメガ6脂肪酸をはじめビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく配合されているのがアーテミスオソピュアです。
原料に入っているガルバンゾーとはひよこ豆のことで、ビタミンB1やカルシウム、カリウムなど栄養素が豊富に含まれている魅力的なドッグフードです。
POCHIザ・ドッグフードワイルドサーモン
POCHIザ・ドッグフードワイルドサーモンはたんぱく質源として生サーモンが使用されています。
そのため、良質のオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。オメガ6脂肪酸にはひまわり油が配合されています。グレイン・グルテンフリー、人工添加物不使用でシーズーにはおすすめのドッグフードです。
ソリッドゴールドマイティミニ
ソリッドゴールドマイティミニは、低アレルゲンの生とドライのラム肉が使用されています。ラム肉にブレンドされている穀物もアレルギーリスクの高い小麦やトウモロコシは使用されていません。
合成着色料や防腐剤、調味料など添加物も使用されていないので安心・安全のドッグフードです。
カナガンドッグフード
カナガンドッグフードは皮膚トラブルに悩まされているシーズーにおすすめのドッグフードです。
皮膚炎を予防するオメガ脂肪酸の配合や胃腸に負担になる穀物不使用など、皮膚の免疫力を高めるための配慮がされています。また、海藻パウダーが配合されているのも魅力です。
まとめ
シーズーにおすすめのドッグフードを10選してご紹介しましたので、愛犬が喜んでくれるドッグフードを見つけてください。
美しい毛並みでぬいぐるみのようなシーズーに見つめられるとおやつをあげてしまう飼い主さんは多いのではないでしょうか。愛犬の健康を考えるなら、この記事でご紹介している与え方を参考にして餌の量や回数を成長に合わせて調整してあげましょう。