ミニピン(ミニチュアピンシャー)はドーベルマンを小型化したような凛々しい見た目をしています。しかしミニピンのルーツはドーベルマンとは全く別です。ミニピンは原産国であるドイツにてネズミ捕りのお仕事をしていました。そのためとても俊敏で活発な性格をしています。ワンちゃんを飼うのが始めての方には扱いが難しいかもしれません。特にそれを感じさせるのがミニピンの「吠え癖」です。今回はミニピンの吠え癖について徹底解析!すでにミニピンを飼っている方はもちろん、これからミニピンをお迎えしたいと考えている方必見です!
ミニピンの性格と吠え癖
ミニピンは小型犬の中でも特にエネルギッシュで活発な犬種です。警戒心があり怖いもの知らずな性格から、見ず知らずの人や物、音などの異変を感じたら吠えることで追い払ったり、飼い主さんに知らせようとします。ミニピンを飼うならば、ほとんどのミニピンは吠え癖を持っている、ということを理解したうえでお迎えしてあげましょう。しつけに自信がない場合は、集合住宅での飼育は難しいかもしれません。
ミニピンの運動と吠え癖
ミニピンには激しい運動は必要ありません。むしろ興奮状態になってしまいより吠え癖が増す恐れがあります。お散歩などの後には休む時間を設けることが大切です。普段の生活から興奮させない環境づくりが重要となります。
ミニピンのしつけと吠え癖
ミニピンが吠えている際、「うるさい!」「静かにしなさい!」などと大声で叱ることは逆効果です。これではミニピンは一緒に吠えてくれている、程度にしか思いません。まずはミニピンの興奮を冷ますことが先となります。また、ミニピンの吠え癖に対するしつけの際、過度にしかりつけたり、暴力によるしつけは絶対にNGです。むしろミニピンの吠え癖にとっては逆効果となり、吠え癖だけではなく咬み付きなどの問題行動に発展する恐れがあります。
ミニピンの吠え癖の対処法①吠えをやめたタイミングで褒める
ミニピンの吠え癖の対処法として、吠えをやめたタイミングで褒めるという方法があります。しかしこれは非常にタイミングが難しく、間違えてしまえば「吠えると褒められた」と勘違いさせてしまうことがあるので独断でおこなうのはおすすめできません。わんちゃんの訓練やトレーニングに詳しいトレーナーさんの指示のもとおこなうのがベストです。
ミニピンの吠え癖の対処法②慣れさせる
ミニピンが子犬のうちから、さまざまな音や環境になれさせることが大切です。積極的にさまざまな人や物と接触させ、怖いものでないことを教えます。成犬になってから直したい場合は、おやつなどのご褒美を用いたトレーニングで少しずつ、根気強く慣れさせてあげることが必要です。
ミニピンの吠え癖の対処法③原因を取り除く
インターフォンや電話の着信など、特定の音に対して吠える場合は、その原因となる音を出さないことで解決します。インターフォンや電話の着信音を変更したり、ミニピンのいる部屋には聞こえないような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
吠え癖のないミニピンを望むなら…
吠え癖のないミニピンを望むなら、まずはその子の両親の性格を知りましょう。両親が大人しい性格であれば、それが受け継がれる可能性が高いです。しっかりとブリーダーさんに確認すると共に、自分の目で両親犬を見ることができるとベストですね。
photo by ☆ミニピン パンチtheKICK☆