犬のしつけのポイントを詳しく解説!始める時期やしつけ教室のメリット・デメリット

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犬のしつけのポイントを詳しく解説!始める時期やしつけ教室のメリット・デメリット

  • 2021月06月18日更新
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犬を飼いたいけれどきちんとしつけができるか不安。今飼っている犬のしつけに困っている。そんなお悩みを抱えていませんか?

この記事では、犬のしつけの仕方を犬種や問題行動別に解説しています。

犬のしつけに困っているひと、不安な人はぜひこの記事を読んで愛犬との幸せな暮らしを手に入れましょう。

犬のしつけはいつから始める?

犬の1歳は、人でいうと約15歳です。犬は1歳になるまでにほとんど場合、体の発育が止まり性格も定まります。

特に生後3か月までの間を社会化期といって、その間にいかに他の犬や人と接したかによって性格が決まるので、この期間のしつけがとても重要となります。

社会化期は犬種によって違いはありませんが、吠え癖がつきやすいミニチュアダックスフンドは外に慣れる、嗅覚が特に優れているビーグルには拾い食いに対するしつけ、などそれぞれの犬種にしつけのポイントがあります。

社会化期にはじめての音や人に慣れさせよう

社会化期のしつけで重要なのは、社会に慣れるということです。

聴き慣れない音や知らない人、初めて会う人に対して過剰に警戒したり、興奮しないように慣らしてあげることがこの期間にやってあげるべきことです。

社会化期に家族以外の人や他犬に会ったことのない犬は、成犬になってからより過敏に反応して対応できなくなってしまう可能性もあります。

社会化期に色々な音や人に少しずつ慣らしてあげることで成犬になってから、一緒にドッグカフェなどのおでかけに行くことも出来るようになります。

1歳を過ぎてからしつけはできるのか?

成犬になってからも、しつけをすることはできます。

時間はかかりますが、子犬のときと同様に根気強くしつけトレーニングを続けることが必要です。
犬にとってはもう覚えてしまった「いいこと」「わるいこと」というのを覚え直してもらうので時間が必要になるのです。

飼い主さんに正しいしつけの知識が無かったり、犬と過ごす時間がすくないことで上手くいかない場合はドッグトレーナーさんに見てもらいましょう。

しつけ方法は家族全員でルールを統一

犬は人の言葉をよく聞いています。いけないことしたときは「ダメ」なのか「いけない」なのか言葉は統一しておきましょう。

また、してはいけないことと良いことを混乱させないために家族内でルールを確認することも大切です。

例えば、お父さんとはベッドで寝れるのに、お母さんには怒られた。ということがあると犬は混乱してしまいます。

コマンドトレーニング

コマンドトレーニングは犬のしつけにおいて必須とも言える方法です。

コマンドを理解してくれるようになると「マテ」や「オカワリ」などの言葉やハンドサイン・ジェスチャーなどの合図で、愛犬が決まった行動を起こしてくれるようになります。

コマンドの種類

コマンドの種類は、言葉だけではありません。ジェスチャーやハンドサインもコマンドとして使うことができます。犬は観察能力が優れているので、飼い主の些細な行動をよく見ています。

コマンドの言葉・動きは統一すること

「オスワリ」を教える場合、英語で「シット」と言ってもいいですが、どちらにするかは決めておかなければいけません。言葉が統一していないと犬が混乱してしまいます。動きのコマンドも同様です。

具体的なコマンドトレーニングの方法

具体的なコマンドトレーニングの方法としておやつを用いたトレーニングがあります。

愛犬の前におやつを差し出し、「マテ」などの合図で正しく行動してくれた際におやつを与えるといった方法です。この際に与えるおやつは、誘導に用いたおやつではなく、同じおやつを別の手から差し出すと良いとされます。

誘導に用いたおやつを与えてしまうとおやつがないと行動しない可能性が出てきます。

犬の食事の回数や選び方

犬には年齢に応じて、食事内容や方法を変えてあげる必要があります。

人が歳を取って、脂っぽいものをさけたり、食べる量が減ったりするのと同じように体の変化に応じて調整してあげましょう。

年齢別の食事回数とその内容

年齢ごとの犬の食事回数や内容の目安は以下の通りです。犬種によっても違いはあるので、ドッグフードの表示や獣医師の指示も参考にしましょう。

(6,7歳程度〜)
食事回数ポイント
子犬(〜1歳程度)成長期(3ヵ月まで)は1日5,6回、以降は1日3,4回低血糖にならないような食事。エネルギー量多め。
成犬(1〜6,7歳程度)1日2回程度ライフスタイルに合わせて肥満や痩せすぎにならないようエネルギー量を計算する
老犬1日3~4回程度消化しやすい食事

子犬の頃は、体を形成するためにしっかりとエネルギーを取ります。成犬時は、ライフスタイルに合わせて運動量が少ない子の食べすぎは肥満に繋がるので注意が必要です。

老犬は、内臓に負担をかけない食事を心がけましょう。かと言ってタンパク質量が少ないと筋肉が落ちて、毛艶も失われるので注意しましょう。

かかりつけの獣医師さんと相談しながら食事を決めていくのがおすすめです。

適切なおやつの選び方

栄養バランスの取れた食事を与えていれば、本来おやつは必要ありませんが、しつけにはおやつが必要な場合もあります。ただし与えすぎは良くないので、ドッグフードの10%程度の量を目安にしましょう。

ジャーキーなどのお肉系のおやつが好きな犬は多いですが、食べ過ぎが不安な方は魚や野菜を原料としたおやちを選ぶと良いでしょう。

犬の無駄吠えの原因と対策

無駄吠えをしてしまうとき、その原因が分かればそれに合わせたしつけをすることが出来ます。

頭ごなしに、「静かに」などといっても吠え続けるようでは、決して無駄吠えはなくなりません。
なおさらヒートアップして吠えてしまうということもよくあります。

では、犬に無駄吠えをやめさせるにはどういうしつけをしたらいいのか、3つのパターンに分けて解説していきます。

警戒して吠えているとき

家に誰かが来たときや、知らない人に見つめられて吠える場合は警戒して吠えている可能性があります。インターホンの度に吠える場合は、来客に対して警戒し、威嚇のために吠えていることが考えられます。

見知らぬ来客に警戒するのは犬にとって正常な行動とも言えるので、まずは吠えないようにするよりも、吠えるような状況を減らしてあげるようにしましょう。すなわちインターホンが鳴らない工夫を飼い主さんがしてあげましょう。

宅配便が多いご海底は、置き配やコンビニ受け取りを活用したり、いつも同じ配達員さんなら事前に連絡をもらうなどの工夫ができます。

他にもインターホンが鳴ったらおやつを与えるなどして、犬の気を逸らしたり、インターホンが鳴ることが悪いことではないといったしつけ方法も有効です。

興奮して吠えているとき

嬉しい場合でも、怖がっている場合でも犬は吠える場合があります。しっぽを振っているからといって一概に喜んでいるわけではなく、怖さから興奮している場合もあります。

散歩で知らない人や他の犬に対して吠えている場合は、恐怖心から吠えている可能性があるので、その恐怖対象を飼い主さんが取り除いてあげるようにしましょう。

例えば、初めて会う人が触ろうとして吠えた場合には、飼い主さんが抱っこして守ってあげることで安心させてあげましょう。吠えたことで相手が引いたら、吠えることで守れたと解釈してしまい、外出中の吠えを助長してしまう原因にもなります。飼い主と一緒にいることの安心感を与えてあげることで無駄吠えを少なくしてあげましょう。

他には、飼い主さんが帰ってきて出迎え時に吠える場合は喜びの表現であることが考えられます。その際に撫でて可愛がると吠えれば可愛がってもらえると思われてしまうので、吠えた場合には無視などの対応が必要になります。

要求吠えしているとき

ご飯が欲しかったり、遊んでほしいときにする吠え方です。この場合は、その要求に安易に答えてはいけません。吠えれば要求に答えてくれると思ってしまう可能性があります。

また、「シー」などと声をかけることも犬からしたら飼い主が反応してくれたという解釈になるので、逆効果となる場合があります。

胸が痛むかもしれませんが、要求吠えをしたときは心を鬼にして無視することも必要です。

犬の噛み癖を直すには

犬の噛み癖を直すには、メリハリのあるしつけをして早めに対処することが重要です。

子犬の頃の甘噛みを放っておくと危険です。犬にとっては遊んでいるつもりでも、ヒートアップして怪我に繋がるなど、成犬になって加減ができなくなってしまう恐れがあるからです。

愛犬が他人の子どもを咬んでケガをさせてしまい、慰謝料を請求されたり、近所の人たちから猛犬だと言われて嫌われてしまったりというケースにもなりかねません。

犬は飼い主の声のトーンや言葉づかいなどをしっかりと聞いて学習できる能力があります。きちんとしつけをして、飼い主だけでなく犬の為にも甘噛みしないように育てましょう。

甘噛みをしたら無視する

人に対して甘噛みをしたら無視することも有効です。犬が落ち着いたらまた遊んであげる、というのを繰り返すと甘噛みをすると遊んでくれなくなると気付きます。

また甘噛みされた時に大きなリアクションをしてしまうと、飼い主が喜んだと解釈されてしまう可能性もあるため、過度に痛がったりせずに冷静に対応することも重要です。

むず痒くて嚙んでしまう時

子犬の時に、乳歯が生え変わるタイミングでむずむずしてやたらと噛みたがることもあります。

そんなときは、壊れにくい噛んでもいいおもちゃを与えましょう。飾りがついていると飲み込んでしまう恐れがあるので、なるべくシンプルなものがいいです。

おもちゃは思いっきり噛ませてあげて、人の手を噛んだらすぐ遊ぶのをやめると、噛むのはおもちゃだけだと学習します。

手にじゃれつかせて遊ぶのは甘噛みを助長するのでやめたほうがいいです。

しつけ教室は有効?しつけ教室のメリット・デメリット

家でのしつけに限界を感じたら、プロに頼るのもひとつの方法です。とはいえ、しつけ教室にも飼い主が参加する形式、愛犬を預ける形式など、さまざまな種類があります。

ライフスタイルと愛犬の性格に合ったしつけ教室を選ばないと望んだ結果は得られないまま、関係が悪化する可能性があるので注意しましょう。

しつけ教室のメリットとデメリットは以下の通りです。

しつけ教室のメリット

しつけ教室を活用するメリットとして下記が挙げられます。

  • 経験豊富なプロに指導してもらえる
  • 他の犬と交流できる
  • 他の飼い主との交流で情報交換できる

しつけ教室のデメリット

一方でしつけ教室を活用するデメリットとしては下記があります。

  • しつけ方法が合わなければ改善されない
  • 慣れない環境で犬のストレスになる場合もある
  • トレーナーの言うことは聞き、飼い主の言うことを聞かない

しつけ教室の種類と金額相場

一般的なしつけ教室の種類とだいたいの金額相場は以下の通りです。

種類金額
グループレッスン4,000~6,000円/1回
個人教室3,000~6,000円/1回
幼稚園6,000~7,000円/1回

ペット需要もありセレブ向けのサービスも増えてきているので、もっと高額になるところもあります。また地域などによって上下します。

大切なのは、愛犬にとってどの方式が適しているか見極めることです。トレーナーの方針もさまざまなのでどういったしつけ方法をしているのかしっかりとリサーチしましょう。

無料カウンセリングや無料体験などを行っているところが多いので、それらを駆使して参加して決めるといいでしょう。

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