シベリアンハスキーの平均寿命と気をつけたい病気

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シベリアンハスキーの平均寿命と気をつけたい病気

  • 2015月10月02日更新
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一般的に動物は、体が大きいほど寿命が長いと言われています。(象とねずみでは象の方が寿命が長い)しかし象と象、ネズミとネズミなど同一種においては、固体の小さい方が長生きすると言われているのです。(人間において女性の方が寿命が長いのと同じです)

これはワンちゃんにおいても同様で、大型犬は小型犬よりも寿命が短いと言われています。これらは、体が大きいほど代謝の際に生み出される活性酸素が多くなることが理由で、活性酸素が増えることで老化へのスピードが速くなり、寿命が短くなってしまうのです。

シベリアンハスキーの平均寿命

小型犬の平均寿命が15歳程度、大型犬の平均寿命は10歳程度と言われているのに対し、シベリアンハスキーの平均寿命は12歳程度と言われています。シベリアンハスキーは大型犬の中では寿命が長い犬種なのです。しかしこれらはあくまで平均的な寿命にすぎません。飼育方法によって寿命を延ばすことができるのです。

シベリアンハスキーの寿命を延ばす

近年は人間同様に、ワンちゃんの寿命は延びています。それには様々な要因が存在します。

■医学の進歩

人間の医学同様に、獣医学も日々進歩しています。治療方法の確立、最先端医療の導入、早期発見や治療後のケアの向上があげられます。また、あらかじめ病気を防ぐためクチンやフィラリア等の予防薬の普及、去勢・避妊手術が普及したことも平均寿命を延ばす要因となりました。

■飼い主さんの知識量の増加

飼い主さんが積極的にワンちゃんの習性や病気を学び、より良い食事や飼育環境を与えていることが寿命を延ばすための近道だと思います。犬種によってなりやすい病気や怪我などありますから、その子に合った環境を与え、ストレスなく暮らせることが一番だと思います。

■ブリーダーという立場の確立

ひと昔前はいわゆる雑種犬が多く、近所のワンちゃんが赤ちゃんを産んでしまったからもらってきた。なんてことも良くありました。しかし最近は犬種ごとのスタンダードを意識した、正しくて無理のない繁殖をおこなってくれるブリーダーさんがいるので、健康的なワンちゃんが増え、平均寿命が延びました。

シベリアンハスキーの寿命を延ばすために気をつけたい病気

■シベリアンハスキーの股関節

大型犬であるシベリアンハスキーは産まれつき股関節の形がおかしく、成長過程で痛みを示すようになることがあります。股関節形成不全という病気です。遺伝的な要因が大きいので、シベリアンハスキーをお迎えする際には、事前にその子の血統に発症しているシベリアンハスキーがいないか確認しておくようにしましょう。

■シベリアンハスキーの目

シベリアンハスキーが気をつけたい病気として、白内障や緑内障などの目の病気があげられます。寒い地方で暮らしていたシベリアンハスキーにとって、日本という環境で暮らすこと自体が発症しやすい要因ではないかと言われています。少しでも見た目や行動に異常を感じたら、すぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

いかがでしたか?シベリアンハスキーに限らず、ワンちゃんの平均寿命はまだまだ延びていくのではないかと思います。大切なパートナーと少しでも長く一緒に暮らすために、私達ひとりひとりが正しい知識を身につけ、愛犬にとって暮らし易い環境を整えてあげることが大切なのだと思いました。

photo by シベリアンハスキー 星ブリーダー

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