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ブリーダーインタビューBREEDER INTERVIEW

#01

お客様に健康な子犬をお渡しするのは当たり前。
子犬を気品のある立派な成犬に育てあげるために。

  • 村田 祐子さん
  • パピヨンブリーダー

むらた ゆうこ 1984年、ヨーロッパで気品に満ちあふれたエレガントなパピヨンに出会い、魅せられ、共に過ごす。 世界的トップブリーダーであるスウェーデン のミセスS,ロースと、英国のジャッジでもあるミセスK,スチュアートから指導を受けながら、ブリーディングを始め現在に至る。パビヨン発展へ の尽力から、1999年、JKC50周年記念繁殖功労賞を受賞。その他、JKC Breeding Award 2007 3部門受賞をはじめ、Outstanding Breeder(優良作出ブリーダー)、Outstanding Sire(優良作出種牡)Outstanding Dam(優良犬作出台牝)、JKC Breeding Award 2008、Outstanding Breeder(優良作出ブリーダー)など多数受賞。

パピヨンの中でも特に気品に満ち溢れエレガントな「イギリス」と「スウェーデン」の血統のみでブリーディングされている、貴重なブリーダー様です。英国、スウェーデン・パピヨンクラブへの所属経験があり、アモーレス・パピヨン・サークル主宰をされていた村田ブリーダー。ブリーディングを始めた当初はショータイプに力を入れており、さまざまなドッグショーで活躍された経歴をお持ちです。

ワンちゃんたちは一軒家の清潔さが保たれた環境で、子犬から老犬までたくさんの仲間たちとイキイキと生活しています。村田ブリーダーのもとから巣立った子犬たちはとても賢いと評判であり、飼い主さんから自慢話の電話がよく鳴るそうです♪

取扱犬種と規模、飼育頭数を教えて下さい

村田 イギリスとスウェーデンの血統を持つパピヨン一筋です。
新宿にある一軒家で子犬から老犬まであわせて20頭近く飼育しています。

ブリーディングをおこなうようになってからどのくらいになりますか?

村田 27歳くらいからおこなっているので30年以上は経ちます。昔は猫を飼育していたこともありますが、ブリーディングはおこなっておりませんでした。1982年、イギリスのパピヨンは、当時人気を誇ったキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルやヨークシャー・テリアを差し置いて、ドッグショーで入賞するという快挙を成し遂げました。とても歴史的な出来事でした。

その後、スウェーデンのパピヨンは英国やアメリカ、ドイツなどに輸出され、その犬質の高さが証明されています。パピヨンは本場スウェーデンでも非常に人気があり、スウェーデンのブリーダーはパピヨンの飼育プログラムにおいて大きな成功を遂げています。私はその飼育プログラムをもとにブリーディングの指導を受け、現在に至ります。

ブリーディングをはじめたきっかけを教えて下さい。

村田 学生時代、ペットが飼えない環境だったので近所のペットショップへ猫を見るために通っていました。のちにペットの飼育が可能になった時、そのペットショップでチンチラを買いました。その後2頭目のチンチラを購入しに行った際、偶然ある人物に出会いました。その方に「猫も可愛いけど、犬は名前を呼ぶと振り向いてくれるんだよ。村田さんにはきっとその魅力がわかるはず」と言われたのが、犬を飼いたいと思うきっかけでした。

その後、1984年にそのペットショップの娘さんが海外へ馬の買い付けに行く際にお誘いをいただき、ついて行くことになりました。そしてヨーロッパのとあるホテル前の公園のベンチで昼食のパンを食べている時、気品に満ち溢れたエレガントな犬2頭と散歩している人を見かけました。これまでに出会ったことのないほど美しい犬と大変な衝撃を受けたことを覚えています。それがパピヨンだったのです。

一目惚れしたパピヨンのブリーディングを始めるべく、早速トップブリーダーであるスウェーデンのS・ロースと英国のジャッジでもあるK・スチュワートをたずね、指導を受けることとなりました。

パピヨンの魅力を教えてください。

村田 パピヨンが日本で人気となったのは比較的新しく、1970年代に入ってのことです。パピヨンはこの上なく可愛い、最高のファミリードッグです。上品な容姿で気品があり、とても可愛らしいです。頭が良くて賢く、けれども陽気な性格が魅力です。人間との交わりの中で育ち、家族の一員となるのにはたいして時間はかかりません。順応性も非常に高いのです。

また、パピヨンは茶目っ気もあります。生意気で知りたがり屋で情が深く、ユーモアのセンスもあります。噛み癖や吠え癖のある子も少なく、その意味でも飼いやすい犬種といえるでしょう。他の犬に対しても、攻撃的になることはめったにありません。

このようにたくさんの魅力が詰まったパピヨンを、ぜひあなたのパートナーに迎えていただきたいです。パピヨンをパートナーとして迎え入れてみることで、あなたの人生は変わることでしょう。

普段のお仕事について、特に意識されている事は何でしょうか?

村田 決して犬種の人気ためではなく、ひとつひとつの命を大事に繁殖し、育てています。プロの繁殖家として、お客様に健康な子犬をお渡しするのは当たり前なこと。健康状態であることは大前提だと考えています。子犬を気品のある立派な成犬に育てあげるために、子犬の頃からしっかりと適正な運動させ、成犬になるにつれ良い筋肉へと変わるように育てあげています。

パピヨンは抱き犬ですが、走り回ることが大好きな活発さをあわせ持ちます。可愛らしいだけではなく、しなやかな筋肉をつけてあげることが大切です。また、同じ親から生まれた子でも、ひとつとして同じ子犬が産まれることはありません。いつも新しい出会いの連続ですので、日々ブリーダーとして学ぶことは尽きません。

やりがいを感じる瞬間(エピソードなど)はどんな時ですか?

村田 ショータイプも繁殖しているので、気品が良く可愛らしい子犬のブリーディングに成功した時はとても嬉しいです。ただ、そこで納得することはありません。もっとここがよくなれば…と貪欲になってしまうのです。気が遠くなるような、終わりがない作業です。ただ、産まれてきたからには、例えスタンダードから外れていたとしても、みんな大切に育て上げます。親犬が身を削って産んでくれている命ですので、とても愛おしいです。

これまで多くの子犬と出会ってきましたが、いまだに子犬を見ているとついつい時間が経つのも忘れてしまうほど見とれてしまいます。この奇跡に毎回魅了させられているのだと思います。ブリーダーという仕事には驚くほど多くの時間と労力を必要としますが、とてもやりがいがあります。

最後に、これから子犬を飼う方へメッセージをお願いいたします!

村田 飼い主になる方は、自分の性格やライフスタイルに合った性格の子犬を選んだ方が飼いやすいでしょう。成犬の性格には3つの要素が影響します。1つ目は、両親の遺伝による「持って生まれた性格」です。2つ目は、「ブリーダーによる育て方」。そして3つ目は「家族として迎えられた飼い主さん次第」です。子犬の持って生まれた性格は離乳食を終える生後2ヶ月頃にはわかりますが、その後の生活環境によっても変化しますので、お迎えになる飼い主さんにはそのことを意識していただければと思います。

子犬との生活においてまず思い浮かべられるのは、「しつけ」ではないでしょうか。誤解されている方も多いのですが、しつけは必ずしも「お手」などの芸を教えることではありません。大切なのは、飼い主の方が理想とされる生活のルールを守るために、それぞれの子犬に必要なトレーニングをすることです。そして、なによりも愛情を持って、ひとつの命であることを忘れずに大切に育てていただけることを願っています。

また、子犬との新しい生活は、飼い主さんにも新鮮な刺激を与えてくれます。きっと家庭の雰囲気も、以前にも増して明るくなることでしょう。でも、それと同時にトラブルの日々が始まるともいえます。子犬を迎えた飼い主さんの多くは、トイレの粗相、夜鳴き、イタズラなどに悩まされます。それでも、ほとんどは子犬期の一時的な悩みです。パピヨンは飼い主さんの気持ちを感じ取る能力に優れていますので、飼い主さんがストレスを感じていれば、それが愛犬のストレスにもなります。トラブルも楽しむくらいの、心の余裕を持って接してあげてください。

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編集後記

村田ブリーダー、ご協力ありがとうございました。犬質にこだわり、日々勉強を重ねておられる村田ブリーダーは、パピヨンにこの上ない愛情を注いでいらっしゃるブリーダーさんです。

ちなみに、パピヨン以外に好きな動物をお伺いすると、「動物全般好きですが特に『猫』と『馬』が好きです」、とお答えいただけました。猫の賢さや人懐っこさ、馬の優雅で気品溢れる振る舞いやエレガントな毛並み、昔から変わらずにたくさんの人々を魅了して止まない点が、パピヨンと似ているように感じました。

また、迷子の手乗り文鳥が家に入ってきたり、家の前にカメがいたこともあるとか。動物好きな村田ブリーダーに惹かれ、自然と動物たちが集まってきているような気がしました。

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