ボーダー・コリーの基礎知識(性格、毛色、選び方など)

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ボーダー・コリーの基礎知識

ボーダー・コリーは飼い主と遊ぶのが大好きで、牧羊犬としての高い運動能力を備えた犬種です。ボーダー・コリーの美しい被毛と優しい性格も人気の理由です。
ボーダー・コリー

ボーダー・コリーの基礎知識

牧羊犬ならではの強い責任感、聡明で従順な性格

ボーダー・コリーは、長い歴史の中で牧羊犬として重用されてきただけあって、粘り強く、責任感や注意力も強い性格を備えています。ただし、神経質であったり攻撃的であるということは決してありません。ファミリードッグとして迎えた場合は、人間を守るためにその責任感や注意力を発揮してくれることでしょう。また、聡明で従順な性格ですので、小さなお子さんのいる家庭でも安心して飼うことができます。注意すべき点は、牧羊犬特有の運動が大好きな性格を持ち合わせているため、自転車やバイクなどが通ると反応して羊追いの行動をとってしまうこともあります。屋外での散歩の際には、つねに目の届く範囲で交通事故にあわないよう気をつけましょう。


なめらかで手触りのよい美しい被毛

ボーダー・コリーの上毛は非常にこまやかで手触りの良い被毛です。豊富な尾の被毛も特徴の1つで、その他頭部や耳、飾り毛をのぞく前脚、後脚にかけて柔らかなスムースです。毛色は一般的にはブラックが多いですが、その他レッド、チョコ、ブルー、ブルーマールなどさまざまな色が認められています。スタンダードでは、ホワイトの部分の方が多いことは好ましくないとされています。


運動性能の高いしっかりとした脚と胴体

ボーダー・コリーのスタンダードでの体高は53〜55cm程度で、体重は18〜20kgが目安です。体長は体高よりやや長く、筋骨たくましいのが特徴です。骨も丈夫でその高い運動性能を支えています。生後6ヶ月もするとしっかりした筋肉がついてきますので、四肢や胴体に関する不安はさほどないと言っていいでしょう。


ボーダー・コリーの選び方

飼い主に従順で責任感の強いボーダー・コリーですが、中には牧羊犬としての反応性が高すぎる犬もいます。外部の刺激に対して敏感すぎる場合は、ファミリードッグとして育てるには、少し時間がかかる可能性があります。比較的攻撃性も低く、我慢強い性格の子犬を選ぶと良いでしょう。飼い主を主人として認める能力も、人間社会に適用するために必須の資質です。ボーダー・コリーは運動が大好きですので、おもちゃなどを近づけると喜んで反応するような性格が良いでしょう。

部位 確認ポイント
垂れ耳、立ち耳、半垂れなどさまざまです。両耳が同じ形でないこともありますが、外見だけを見ると、両耳とも形が揃っている方が美しいとされています。
目は広く離れてついていて、ブラウンでオーバル(卵形)のものが通常です。毛色がマールの場合は片目や両目、または目の一部がブルーでも問題ありません。
しっぽ 豊富な被毛で覆われた尾は、付け根の位置が低く、飾り毛が多いのが特徴です。尾の先端につれて上向きに巻き、先端は飛節まで達している状態が望ましいです。
おしり お尻に限らず、ボーダー・コリー特有の筋肉質でしっかりとした体躯が理想です。
大腿、下腿は長く、筋肉質で厚みのある力強さが望ましいです。スムーズで忍び足のような歩様であるかも大切な点ですので、しっかり確認してください。
マズルとスカルの長さがほぼ等しく、歯の噛み合わせはシザーズ・バイト(上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接する咬み合わせ)で力強さがあります。
基本はブラックですが、毛色がチョコレートやブラウンの場合は、鼻色がブラウンでも問題ありません。
毛量が豊富であること、ホワイトの部分が多すぎないことに注意しましょう。なめらかで手触りの良い被毛が望ましいです。